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先生・煉獄杏寿郎 ページ9

「ああ先生好き」

「もう何回も聞いたよ…」


私の愛のため息を聞いて呆れたため息を吐く心の友


「だって先生かっこいいでしょ?」


にこにこと微笑んでみせれば


「でも煉獄先生の料理不味いんだよ…」


と何か悪いものでも思い出したような恐ろしい顔で呟くもうひとりの心の友


「そんなのいいの!私が料理すれば!」


「でもAも料理できないだろう?」


「いやそこじゃねえよ。なんで結婚するんだよ」


「あ、そろそろ先生くる!」


ふたりのツッコミは無視して
放課後の教室で自分の席に急いでつく。


「じゃあね!」


そして心の友たちに手を振る


「ほんとに待たなくていいのか?」

「まあAも一応女の子だし夜遅くなると変質者が出るから待ってようか?」


心配してくれる心の友、炭治郎と善逸はなんて優しいんだろう。


「待ってなくていいよ!
遅くなったら煉獄先生に送ってもうから(欲望)」


「なんか俺には純粋な女の子に見えないんだけど
大丈夫かな…煉獄先生…」


そう言ってもまだ心配してくれる炭治郎の顔がなんとも可愛らしい
善逸の発言はなかったことにしよう


「さあもうすぐ私と煉獄先生のふたりきりの愛の時間が始まるから帰った帰った!
あっ、そこのいびきがうるさいのも連れて帰ってね!!」


「愛の時間じゃなくて補習だろ」


と呟いた善逸がいびきをかいて寝る心の友伊之助を叩き起こす


「じゃあ気をつけて帰るんだぞ」


どこまでも優しい心の友炭治郎に心配され幸せ者の私は全力で手をふった














「待たせてしまってすまない!」


しばらくすると愛しの煉獄先生がやってきた


「先生!いつまでも待ってますから!」


先生はとてもかっこいい
捲り上げたシャツから見える触りたい腕の筋肉
教育熱心で生徒愛が強くまさに教師の鏡


「この学園で歴史の成績が悪いのは君だけだぞ!」


気合いを入れて取り組もう
なんて言われたので私のやる気は上がりまくり

どうして歴史の成績が悪いのか…というと
煉獄先生との補習がしたいからである
この私の下心を知らないのはおそらくこの学園の中ではたったひとり本人である煉獄先生だけだろう。


「もちろん頑張りますよ
先生ご褒美くださいね!!!」


「いいだろう!
次のテストで20点アップすれば俺の手作り鮭大根を特別に作ってやろう!」


「ほんとですか!?
100点取ります!!!」


煉獄先生の手作り料理に心躍らせ
今日も先生を愛す私



はあ…好き。






end.

覚えていて・時透無一郎→←鬼と愛・猗窩座



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美桜 - 話好きです。続けて下さい。更新頑張って下さい。 (2019年3月2日 20時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ファルル(プロフ) - 竈門炭治郎ですよ!門が抜けています (2018年8月8日 0時) (レス) id: 75508b9973 (このIDを非表示/違反報告)
たごちゃん(プロフ) - 涙が止まらないです。切なくて。すごく心動かされました。ありがとうございます。 (2018年7月7日 0時) (レス) id: dffad2ad26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:enen♪ | 作成日時:2017年7月20日 17時

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