第334話 ページ6
「おい」
突然姿を現した相澤に、爆豪は目を丸くする。水無月は気配だけは気付いていたらしく、さほど驚いていない
『あーあー爆豪が騒ぐから』
「俺のせいにすんじゃねェ！！」
「うるさい。イイから立てお前ら」
相澤にそう言われると、二人は不思議そうに顔を見合わせ、そろりと立ち上がった
「もういい。行け」
「は？」
『･･･どこへ？』
「反省したんなら 訓練に戻れと言った。時間の無駄だ
しっかり編んでこいよ、必殺技」
その言葉に 爆豪は口角を上げ、水無月も顔を晴れさせると、そそくさと皆が訓練している方へと足を進めた
「よーやく訓練ができらァ」
『ま。いくら訓練しようと、私が言った技は 手加減ってものを知らないバカにできるモンじゃないけどねぇ』
「ア"ァン！？そんくれェできるわ！！すぐに完成させたるわ！」
『･･････ハッ』
「テメェ･･･いつか殺す」
そんな二人の背中を、相澤は 少し呆れたように見て笑った。その目は どこか温かいものだった
「･････････」
爆豪は、前を歩く水無月の背中を 静かに見下ろした
(この女は時々、心ン中を読んでんじゃねえかと思うほど 他人の深層心理を当ててくる。気味が悪ィ･･････けど、まァ確かに今日は最初から飛ばしまくってた。加減も知らず
それでこの女は俺の訓練の邪魔をしたってワケか、チッ。性悪女のくせによ)
爆豪は、ふと林間合宿の肝試しで轟が言っていた言葉を思い出す
"[Aは･･･優しいぞ？]"
「･･････」
ケッ！
「どこがだクソッ」
·
·
·
そんなこんなで四日後＿＿＿
「･･････」
爆豪は左手を筒のようにして、右の掌に合わせた
(掌全体じゃなく･･･一点に集中し、起爆･･･)
新技･
爆豪の爆破は今までと違って攻撃範囲が抑えられ、岩の一点のみに穴を開けていた
「はっはァ！出来たァ！！どォーだ！見たか水無月ィ！！！」
爆豪が指さした方向には、ヤンキー座りでダルそうにしてる水無月がいた
『それ見せる為だけに、絶賛特訓中だった私を わざわざ引きずってきたんだろーが。ぶっ飛ばすよマジ』
コケにされたらなら、必ず認めさせる＿＿
プライドの高い爆豪と、それに付き合わされた水無月だった
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るむ(プロフ) - さすがに無理やり過ぎませんか？こんな性格悪過ぎ女好かれないと思います…口調も男みたいですし、嫌われ女なら分かりますが、好かれてるのは分かりません。どこが良いんですかね…？ (2023年4月17日 22時) (
レス) @page44 id: fe9b123905 (このIDを非表示/違反報告)
サボり日和 - めちゃくちゃ面白いです！！一気読みしちゃいました！物間君との試験のところとか、仮免試験のときの水無月ちゃんがかっこよすぎて……！！アニメや漫画で見てみたすぎる！応援してます！お体には気を付けて更新頑張って下さい！！ (2022年4月5日 13時) (レス) @page49 id: 88c73e1f71 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - 怜さん» 嬉しいコメントをありがとうございます！こちらこそ、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
綾林檎 - ナッツさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです！これからも、よろしくお願い致します (2021年10月3日 1時) (レス) id: 2125adda19 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 轟くんと夢主ちゃんの小説を探しててたまたま見つけたんですが、すごく面白くて一気読みしてしまいました…！これからも更新楽しみにしています🙌🏻 (2021年10月2日 12時) (レス) id: 3b2a90c584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾林檎 | 作成日時：2021年9月17日 18時
