間違い告白 【Fischer's 】

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あれから

学校でシルク先輩に会うたび何かと

声をかけられるようになった。









朝だったら


Aおはよー！









帰りだったら









Aじゃーなー！









さすがに無視するのもあれかなと思い

ぺこりと会釈程度の挨拶をする。









そんなことをしていたら






Aちゃんってシルク先輩と仲いいよね！









ってクラスの女子達に言われたっけ。









私は仲良くしてるつもり 全くないんだけどね。









・









・









A「モトキ先輩！」









帰りがけ

昇降口で見かけたモトキ先輩。









モトキ「おお Aちゃんじゃん。」









A「こんにちは！」









モトキ「こんにちは〜。」









ニコニコしている先輩に

私は気になっていることを聞いた。









A「先輩って今年何の委員会入りますか？」









今年も先輩と一緒がいい。









モトキ「うーん、まだ決めてないんだよね。

去年と同じにしようかなー。」









────Aちゃんとまた同じだったら嬉しいな。









じゃーねーって言って 帰っていく先輩。









A「私も先輩と一緒がいい…。」









・









シルク「俺も一緒がいいなー。」









A「え！？」









びっくりして 声のした後ろを振り向くと

ニヤニヤしながら立っているシルク先輩。









シルク「Aの本当に告白したかった人ってモトキだろ。」

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