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彼 ページ8
「Aっ！！」
こんな街中で"彼の声がした"
私の好きな・・・声だ・・・・
『嘘っ、、、』
サングラスを掛けて大きく手を振る彼
私は急いでジェジュンの元へ走った。
『何してるのっ！？』
私の問い掛けに困った顔を浮かべるジェジュン。
「何でって追い掛け『バカッ！こっち来て！』
そして、彼が言い掛けた言葉を遮ってタクシーに乗り込む。
タクシーが走り出して数分後
ジェジュンが"ごめん"と呟いた。
『びっくりした、、、』
会えて嬉しい。とは言えなくて
当たり障りのない言葉を並べては平然を装ってみる。
今さら緊張して、手汗だって半端ない。
『ジェジュン、、時間あるの？』
「じゃなきゃ追い掛けない」
その言葉にどう答えたらいいか分からなくて
『なら、ご飯でも食べよう』
そんな事を口走ってしまっていた。
「いいの？」
『うん、ジェジュンがいいなら』
その返事に対して、ジェジュンは目を細めて笑った。
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作者名：fany x他1人 | 作成日時：2018年9月21日 21時
