Jubilee-Jaejoong-2 (ページ13)

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本音-ジェジュン- ページ13

約10分ほど歩いて辿り着いたのは
マンションでもアパートでもなく一軒家。

こんなとこに1人で住んでる？

いや、もしかして家の中には家族が居たりして、、、

色々考えた末に"1人で住んでるの？"と尋ねると

"あはは、違う違う。父親と"言った。
それに対してどう答えればいいか迷っていると

"ジェジュンって顔にでるよね"とクスクス笑った。

"よくある話だよ、だからそんな顔しないで"

そう言われてしまうと、それ以上何も言えなかった。

鍵を取り出して、玄関の扉を開けたAの後を追うように俺も続いて中に入った。

思わず、Aの家だーーーって口から出そうになったけど

グッと堪えて日本の家だーーーと言い換えた。

そんな俺を見て、笑いながらキッチンに向かう彼女

日本語がうまい。とか

ジェジュンが笑ってるから。とか

妙に気恥ずかしい台詞ばっかで
俺の心を揺さぶった。

このままじゃ落ち着かないから
料理を手伝おうとすると
キッチンに立つイメージが無い！
ジェジュンよりジュンスの方が出来そう。とか言うもんだから

涙が出るほど大笑いした。

お腹が痛くてどーなるかと思った。

そんな俺を見て不思議そうなA

ほんとに何も知らないんだなって笑いしか出なくて

"知らないよ～出会ったばかりなのに".

その言葉が俺にとって新鮮で、嬉しかった。

ただ1人の人間として
彼女の目に映ってる。

「Aといると全部忘れそう」

これは本音。

本当にそう思ったんだよ。