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二「……っ…なに、すんだよ!」
すぐに由美を突き放すが、
何ともなかったように
また不気味な笑みをしている。
由「高嗣 変わってないね〜
私がキスするとすぐ赤くなる(笑)」
二「…赤くなんか…なってねーし」
由美とは、
そんなに歳が離れてるわけじゃないけど
一応 由美のほうが年上で
付き合ってたときは
由美に色々とリードしてもらってた。
…だから、
反射的にあの頃のことを思い出してしまった。
由「Aさんって私より年上なんでしょ?
見た目も中身もまだまだ子供だけど(笑)」
二「何が言いたいわけ?」
由「だから〜
高嗣のこと普段 満たすことできてるの?」
二「そんなの…当たり前だろ、
Aの笑顔に俺はいつも…」
由「ふふっ、笑顔って…(笑)」
バカにするように俺を見て笑う由美。
由「私と付き合ってた頃の方が
高嗣も満足してたんじゃないの?」
二「…んなわけねーだろ」
由「どうかなー、
だって過去にあんなことがあったなら
本心ならなるべく そういうこと
したくないんじゃない?」
二「は?それどういう…」
由「Aさん、
男の人のこと本気で嫌いみたいだし?
そういう行為もたぶん無理してると思うけど」
二「そんなわけ…!」
由「まっ、私だったら
いくらでも相手になるし?
高嗣のことも昔みたいに
沢山 満たしてあげるけど?笑」
そう言って、
また俺の身体に触れてきた由美。
けど、さっきみたいに
すぐに由美のことを
突き放すことができなかった。
Aが無理してる?
俺とそういうことすんの
本当は嫌なんじゃないか…
俺の頭の中は今はそれだけだった。
由「さぁさぁ、もっと飲んで!
今日は朝まで飲んでもいいよ?」
それから由美に勧められて
一杯だけだったつもりの酒を
グビグビと飲み、
別の店に移動してからも
また飲みまくった。
けど いくら飲んでも、
元々酒が強い俺は
記憶がなくなるとかそういうのはなくて
もちろん由美との出来事も
よく覚えてる。
だから、
帰り際に由美が俺を家に誘ったけど
それはちゃんと断った。
さっきの由美の言葉が
未だに俺の頭の中をグルグルしてたし、
酒が大量に入った身体で
一回は好きになった人からの誘いだったから
けっこう危なかったけど…
やっぱり今の俺には
Aだけだから……
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momorin(プロフ) - 二階堂君の話大好きです。更新楽しみに待たせていただきます。。 (2022年6月26日 0時) (レス) @page49 id: 0ca9b39560 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 続き楽しみにしています!このお話大好きです! (2021年12月8日 12時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2021年4月7日 13時