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私の目の前にあった渉の顔は
メガネをさっきまでしていたのに
今はそれをしていない素のままの渉の顔。
あまりの近さに
ドキッとしてしまう。
花「大丈夫!?」
二「A!ワッター!
ケガない!?」
横「俺は平気…
Aは?痛いとこないか?」
「う、ん……
大丈夫…ありがと……」
二「ワッター、メガネ!
さっき飛んでったみたい、
壊れてない?」
横「さんきゅ、
うん、大丈夫みたい(笑)」
花「もう〜、Aなにしてんのよ!」
「ごめん…
滑って転んじゃって……」
立とうとしたとき、
足首に激痛が走る。
「…っ、」
花「A?大丈夫?」
「うん!平気!
ほら、ご飯食べよ!冷めちゃう!」
花「もう〜!Aのせいでしょ!」
ジンジンする足。
私がバカなことしようとしたから
変なふうに捻っちゃったんだ…
けどみんなに言ったら
楽しい食事の時間が台無しだ…
バレないようにしなきゃ……
二「わー!ワッターと花穂ちゃんが作ったご飯
ほんと美味そう!いただきまーす!」
私の横で高嗣くんが
ご飯を頬張っている。
私も一緒に食べるけど
足の痛みがあって、中々喉を通らない。
二「ワッターおかわり!」
横「自分でわけてこいよ(笑)」
二「ワッターの方が盛り付けうまいじゃん!
花穂ちゃんはこっちの料理お願いできる?」
横「俺がいくから
花穂ちゃんまでこき使うな(笑)」
二「花穂ちゃんとワッターの
コンビネーション抜群なんだもん!
Aもそう思うでしょ?」
「あ…うん、そうだね…」
花「ふふ、横尾くん、私も手伝うよ!」
花穂と渉はまたキッチンの方へと行く。
二「おいA!
二人をくっつける作戦、
もっとちゃんとしろよ!!
失敗ばっかじゃん!!」
「あ…ごめん……」
そうだ、
二人をくっつけるためにここにきたのに、
全然できてない……
二「あとは!?
なんか考えてきたの!?」
「あとは…
自然な会話で二人の好きなタイプとか
お互いに聞いたり……」
二「お!いいじゃん!
Aにしてはいい考え!
よし!二人が戻ってきたら
さっそく話切り出そう!」
高嗣くんが張り切っているけど
私はもうそれどころじゃない…
足が痛すぎる……
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momorin(プロフ) - 二階堂君の話大好きです。更新楽しみに待たせていただきます。。 (2022年6月26日 0時) (レス) @page49 id: 0ca9b39560 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 続き楽しみにしています!このお話大好きです! (2021年12月8日 12時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2021年4月7日 13時