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〜 A Side 〜





突然 扉がひらき

私の目の前には高嗣くんがいた。






そして私の上に跨がっていた翔輝さんは、

高嗣くんが突き飛ばした。






高嗣くんはそのまま翔輝さんの胸ぐらを掴み

右手を振り上げた。







「…高嗣くん、だめ!!」






私はすぐに高嗣くんを止めた。






高嗣くんはちゃんと私の声に反応してくれて

振り上げた手を静かに下ろした。






そして、私の方にきて

優しく抱きしめてくれた。







「…高嗣…くん…っ…」






高嗣くんの温もりに安心して涙が流れる。







良かった、


高嗣くんが来てくれて……






そうじゃなきゃ私今ごろ……








二「…お前何したのかわかってんの?」







何も言わず私の背中をトントンってして

安心させてくれてた高嗣くんが

翔輝さんに向かって喋りだした。





その声は今までに聞いたことのないような

低くて冷たい声。









二「これ犯罪なんだけど?
なんなら今ここで警察呼んだっていいけど?」



翔「は?ふざけんなよ!
俺は由美に頼まれてそいつのこと…」



二「…は?」







翔輝さんの言葉に

私も高嗣くんも

扉の所に立っていた由美さんを見た。







由美さんが……?


翔輝さんに私のこと襲うように頼んだの…?







翔「金もらったから仕方なくやっただけだし
こんな女興味ねーよ!」







私に向かって

さっきとは全然違う態度で

今度は罵倒してきた。








二「………Aごめん、
俺やっぱこいつのこと許せねーわ」



「え…?
高嗣くん殴るのは…」



二「さっさと俺らの前から消えてくんない?
お前みたいなクズと
いつまでも同じ空気吸いたくないんだわ」



翔「…っ!」



二「もしまたAに手出したら
今度こそ警察に突き出すから」



翔「…チッ」






翔輝さんは舌打ちをして立ち上がり

扉に向かって歩き出した。








バチンッ





「……!」



二「…っ!?」



翔「てめぇのせいで最悪だよ!
二度と俺に連絡してくんな!」







翔輝さんは由美さんの頬をビンタして

逃げるように個室から出ていった。






由美さんはゆっくりとその場に崩れ落ちた。









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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 二階堂高嗣 , 横尾渉   
作品ジャンル:タレント
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momorin(プロフ) - 二階堂君の話大好きです。更新楽しみに待たせていただきます。。 (2022年6月26日 0時) (レス) @page49 id: 0ca9b39560 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 続き楽しみにしています!このお話大好きです! (2021年12月8日 12時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuuna | 作成日時:2021年4月7日 13時

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