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店「あ、あちらにいる方が
お知り合いの方だそうですよ。
その後ろの個室になります」
店員はそう言って
入り口の方に戻っていった。
個室の出入り口のところで
携帯を見ている女。
由美……
なんであいつが…?
二「おい、何してんだよ」
由「え!?高嗣?
なんでここに…」
二「Aが来てるって聞いたから…
それより、なんでお前とAが一緒に?」
由「あ〜……たまたま…
そう、たまたまAさんと会って!
一緒にどうですか?ってなって…」
二「……Aは?中?」
個室の中に入ろうと
扉に手をかける。
由「ま、まって、
Aさん、ついさっき帰った所で…」
二「は、嘘だろ…
でも店員知らなかったみたいだけど」
由「い、急いで帰ったから…
だから高嗣も早く帰ったほうが…」
由美の様子がおかしい。
なんか動揺してるっていうか…
あ…そういえば…
二「お前は誰とここに来たの?」
由「え…?」
二「なんか男と二人って聞いたけど」
由「えっと…」
チラッと扉の方に
視線を送る由美の顔を
俺は見逃さなかった。
……まさか、、
もう一度扉に手をかけると
由美に止められる。
二「放せよ」
由「ちょっと待ってよ…
あ、そうだ…ここってさ、
前に二人で来たことあったよね!
私あのとき…」
二「放せって!」
俺の手を掴んでいる由美の手を
強引に振り払って
個室の中まで入った。
二「…Aっ!!」
Aがいると思って勢い良く
中に入ったら、
……そこには
泣いてるAの上にまたがって
服の中に手を入れてる男の姿が……
二「…っに、してんだよ!!」
俺は自分でも保てなくなるくらいの力で
その男をAから引き離した。
そして胸ぐらをつかみ、
右手を振り上げた。
「…高嗣くん、だめっ!」
Aのその声に
ハッと我にかえって
俺の動きも止まった。
俺はその振り上げてた手をおろし、
Aのことを抱きしめていた。
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momorin(プロフ) - 二階堂君の話大好きです。更新楽しみに待たせていただきます。。 (2022年6月26日 0時) (レス) @page49 id: 0ca9b39560 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 続き楽しみにしています!このお話大好きです! (2021年12月8日 12時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2021年4月7日 13時