赤い糸４

158 ページ13

.






高嗣くんが手にしている袋には

高嗣くんに喜んでもらおうと思って

練習用にと買った



ば、バナナ………






二「バナナ？
買ってきたの？」



「う、うん！そうなの！
明日の朝ごはんに食べようと思って…！」



二「そうなんだ、
じゃあこれも持ってく？」






え！！

バナナも持ってくの！？



練習するひま……あるかな……？






二「A？どうすんの？」



「あ、うん、持ってく」







あ、、

つい持ってくって言ってしまった……





もういいや…



普通に高嗣くんと食べよう……









.








高嗣くんの車で

高嗣くんのお家に到着。





何度か来てるところだけど

相変わらずホコリ一つ落ちてないくらい

キレイな家。






二「どうする？
風呂もう入る？」



「うん！入りたい！」






そっかお風呂！



高嗣くんがお風呂入ってるときに

ちょっとだけバナナで練習すればいいんだ！






〜♪






そんなことを思いながら

高嗣くんと話していると

お風呂が沸く音がなった。







「高嗣くんお先にどうぞ！」



二「……」



「高嗣くん？」



二「…Aも一緒に入ろ？」



「え！？//」



二「この前 誘ったときは生理だったから
無理だったでしょ？
だから今日こそは一緒に入りたい」



「でも……」




それじゃあ練習できない……





二「ダメ？」



「ダメじゃ…ないけど……」



二「温泉でも一緒に入ったし
家でも一緒に入りたい！」



「……わかった」



二「まじ！？やった！」



「けど…先に入ってて！
あとからちゃんと行くから！」



二「なんで？一緒に…」



「すぐに行くから！お願い」



二「…わかった」






なんとか高嗣くんを

先にお風呂に行かせた。



私はすぐに持ってきたバナナの皮を剥いて

これを高嗣くんの……

アレだと……思い込む……！






「………///」





む、無理！！



ていうか高嗣くんのっていうか

男の人のがどんな形してるのかさえ

ちゃんと分からない！！



だってじっくり見たことないもん！！//






と、とりあえず

この前 花穂に教えてもらったのと

ネットで調べたとおりにしてみることにした。









.

159→←157

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す