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二「これ見て俺のこと思い出してた?」



「ち、違うし!!その雑誌に
美味しそうなご飯のお店載ってたから
見てただけだし!//」



二「いや、これアイドル誌だから
そんなの載ってねーけど(笑)」






そ、そうだった……



綺麗な顔の人たちが載ってても、

ご飯なんて載ってるわけないのに…




バカだな、わたし……






二「そういえばこの撮影のときさ〜」






その雑誌を開いて

撮影のときの話を

楽しそうに話しだした高嗣くん。





私はそれを黙って聞いてる。




お仕事やメンバーのことになると

本当に楽しそうに話すよね。




この仕事が、メンバーのことが、

大好きなんだなって伝わってくる。






二「ってごめん、俺こんな話をしに
ここ来たんじゃなかったわ」



「別にいいよ、
高嗣くんの声聴いてるの好きだもん」



二「……」






自分の思いが無意識に声に出てしまい

急に恥ずかしくなる。



ほら、


高嗣くん困ってるじゃん。






二「A」



「…なに?」



二「俺、ちゃんとケジメつけてきた」



「え…?」



二「由美に……
付き合ってた彼女に別れ告げてきた。」



「そう、なんだ……」






高嗣くん

彼女とお別れしたんだ。




お別れ…できたんだ………






二「A…俺……」



「た、高嗣くん!」






高嗣くんの言葉を遮る。



だって高嗣くんが私に

何を伝えようとしているか

なんとなく分かったから。





二「…どうした?」



「あの、ね……」






やっぱりこの言葉は私から伝えたい。


今まで逃げてばかりで

自分から伝えることなんてできなかったから。






「私…高嗣くんのことが…好きです。」






やっと…言えた……



高嗣くんどんな反応する…?







二「はぁ〜〜〜」






え!?ため息!???


ため息はなくない?ひどくない!??






そんなことを思ってると

突然 高嗣くんに手を握られドキッとする。







二「なんでさ…
それ先に言っちゃうわけ?」



「…へ?」



二「普通そういうのって
男の役目なんだけど!」



「へ?な、にが…?」



二「だから!
そういうの伝えるのは
俺の役目って言ってんの!!」






そう言って

私をぎゅっと抱きしめた高嗣くん





びっくりしたけど

最初に手を握ってもらえたからか、

前みたいな抵抗はなかった。









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作品ジャンル:タレント
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mer(プロフ) - きゅんきゅん♪続きが楽しみです!たかしくん、飲み過ぎてトイレにこもっていた?気持ち悪かったわけじゃないですよね?どうでもよい質問ですね 笑 (2020年3月13日 18時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - あ〜素直になれて良かったね。早く続きが読みたいです! (2020年2月4日 10時) (レス) id: e70020d567 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - yuuna様の作品が大好きで、いつも楽しみにしてます。今連載中の赤い糸も、今後の展開がどうなるのかワクワクしています。ファンの一人として応援しておりますので、連載がんばってください。 (2020年1月30日 0時) (レス) id: cae6d0de0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuuna | 作成日時:2020年1月29日 22時

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