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その電話の相手は

ずっとずっと待ち望んでいた

高嗣くんからだった。






「も、もしもし!?」



二『ふっ、声でか(笑)』



「ごご、ごめん!」



二『…久しぶり。
ごめんな、ずっと連絡できなくて』



「ううん…」





電話越しだけど久しぶりに聞く

高嗣くんの声で泣きそうになる。






二『Aの家…
今から行っちゃダメ?』



「え?今から!?」



二『やっぱダメだよな…(笑)』






どうしよう、

スッピンだし部屋も今すごく散らかってるし…





けど……






「いいよ、来ても……」



二『え、まじ!?』



「うん…
だって高嗣くんに会いたいもん」



二『え……?』



「だから…来てもいいよ…//」





自分の気持ちを

高嗣くんに精一杯ぶつけた。






二『A…俺も会いたい』



「……っ…//」



二『だから…実はもう来ちゃったんだよね、
今 Aの家の前にいる…』



「え!?」






玄関を出て下を見ると

帽子を深く被って

寒いのに相変わらず雪駄を履いてる

高嗣くんが手を振っていた。





二『上に上がってもいい?』



「…うん!」






電話を切って

高嗣くんが私の部屋の前まで上がってきた。






二「Aに帰れって言われたら
どうしようかと思った(笑)」



「そんなこと…言うわけない」



二「中…入ってもいい?」





コクって頷くと

高嗣くんは笑顔になって、

私の部屋の中へと入ってきた。






二「……きたなっ」





私の部屋に入ってきた

高嗣くんの第一声がこれ。





「しし、仕方がないじゃん!
高嗣くんが突然来たりするから!!」



二「いやさすがにこれは汚えだろ!
てかこの前もだいぶ汚かったけど」



「い、今片付けるから待ってて!」





けっきょく、

また高嗣くんに手伝ってもらって

部屋のお掃除をした。




久しぶりに会って

まず掃除って…(笑)






二「はぁ〜やっと片付いたわ」



「あ、ありがと…」



二「てかこれなに?」



「あ!そ、それダメ!!」





高嗣くんが手に持っていたのは

高嗣くんが載っているアイドル誌の数々。






言えない…


高嗣くんに会いたかったから

それで気を紛らわして我慢してたなんて…//






二「ふはっ、わかりやす(笑)」





それを見抜くかのように

悪戯な笑みをうかべてる高嗣くんに

また心を乱された。









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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 二階堂高嗣 , 横尾渉   
作品ジャンル:タレント
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mer(プロフ) - きゅんきゅん♪続きが楽しみです!たかしくん、飲み過ぎてトイレにこもっていた?気持ち悪かったわけじゃないですよね?どうでもよい質問ですね 笑 (2020年3月13日 18時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - あ〜素直になれて良かったね。早く続きが読みたいです! (2020年2月4日 10時) (レス) id: e70020d567 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - yuuna様の作品が大好きで、いつも楽しみにしてます。今連載中の赤い糸も、今後の展開がどうなるのかワクワクしています。ファンの一人として応援しておりますので、連載がんばってください。 (2020年1月30日 0時) (レス) id: cae6d0de0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuuna | 作成日時:2020年1月29日 22時

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