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二「A」





真剣な顔で私を見る高嗣くん





二「…少しだけ待っててほしい」



「え…?」



二「ちゃんとケジメつけてから
Aに俺の想い伝えるから」



「それって…」



二「だから…今日はもう帰って…」






そう話す高嗣くんは

いつになく真剣で、

その思いは本気だってことが伝わってくる。




本当に…?


高嗣くんも…私のこと……






二「送ってく」



「うん…」






外に出ると、

チラチラと雪が舞っていた。





二「うわ、さみーな」



「さっきは降ってなかったのにな」



二「A 薄着すぎ、
ちょっと待ってて」





そう言うと高嗣くんは中に戻っていった。




…もう、今年も終わりか。




なんだかあっという間に

年を取っていく気がする…






二「お待たせ、
Aこれ着ろ」



「え、いいの?」



二「返すのいつでもいいから」





高嗣くんが持ってきてくれたのは

モコモコの上着。



高嗣くんのだから

少しだけ大きいけどあったかい…






「高嗣くんもこんな可愛い上着
着たりするんだね」



二「昔着てたやつだし!」



「今はロングコートだもんね、
あの引きずりそうなやつ」



二「別にいいだろ、それは(笑)」





高嗣くんと他愛もない話をしながら

大通りへと出た。





「高嗣くん、ここで大丈夫だよ。
まだ終電あるから電車で帰る」



二「何言ってんだよ、
そんなのダメに決まってんじゃん」





そう言って、

近くに止まっていたタクシーの方へと

高嗣くんは向かっていった。





二「ほら、A!
タクシーで帰れ!」



「え、いいのに…」



二「ほら、乗った乗った!」





強引にタクシーへと乗せられて

運転手さんに行き先を伝えた。





二「必ずまた連絡するから」



「うん…またね…」



二「じゃあ、運転手さん、
お願いします」






高嗣くんにバイバイをして

タクシーで家まで帰った。




自分の家に到着して、

お金を払おうと財布を出す。





運「お代は先程の男性に頂いてますよ?」



「え…?」



運「でも多かったので、
これお釣りです」





運転手さんから渡されたお釣りは

かなりの額だった。




高嗣くんいくら渡したの…?





本当に…優しすぎでしょ……







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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 二階堂高嗣 , 横尾渉   
作品ジャンル:タレント
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mer(プロフ) - きゅんきゅん♪続きが楽しみです!たかしくん、飲み過ぎてトイレにこもっていた?気持ち悪かったわけじゃないですよね?どうでもよい質問ですね 笑 (2020年3月13日 18時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - あ〜素直になれて良かったね。早く続きが読みたいです! (2020年2月4日 10時) (レス) id: e70020d567 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - yuuna様の作品が大好きで、いつも楽しみにしてます。今連載中の赤い糸も、今後の展開がどうなるのかワクワクしています。ファンの一人として応援しておりますので、連載がんばってください。 (2020年1月30日 0時) (レス) id: cae6d0de0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yuuna | 作成日時:2020年1月29日 22時

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