赤い糸２

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横「A、はいこれ！」



「？？？」





渉が私に渡してきたものはCDだった。






「君を大好きだ…？」



横「それこの前、
Aの学校で撮影したやつ。
先週発売だったから」






あ…


そういえば高嗣くんも

そんなこと言ってたよね。



二人で見ようって約束してたけど

まだ実現できてなかった…






横「それあげる、
良い曲だからAに聴いてほしいし」



「ありがとう…」



横「Aの後ろ姿とか
良い感じに映ってたし(笑)」






そうだ…


私も撮影に参加したんだった……！




どんな感じで映ってるか楽しみだな〜






藤「あのときのAちゃんと
今のAちゃん雰囲気違うよね」



「あ…これは…
メイクしてるから…」



藤「こっちのAちゃんも
すごく良いと思うよ、先生って感じ(笑)」





ん？先生って感じ……？



一応本当に先生なんだけどね？






藤「あれー？渉、
俺の携帯知らない？」



横「太輔の目の前にあるでしょ(笑)」



藤「あ、ほんとだ」






さっきから思ってたけど、

藤ヶ谷さんは少し天然さんなのかな…？笑







「あ…
高嗣くんもうすぐ着くみたいです！」






高嗣くんからメッセージが入り

少しだけテンションが上がる私。





藤「Aちゃんは
ほんとにニカのこと好きなんだね(笑)」



「え！？//」



横「うん、こんなAみたの
久しぶりかもしんない」



「そ、そうかな？//」



藤「ニカが羨ましいね、
こんなに想ってもらえる彼女がいて」



「そんなこと…ないです……」





だって私は…


高嗣くんにたくさん我慢させちゃってるから…






横「A？どうかした？」



「渉…」





この際だから渉に相談しちゃう？




でも男の人にこういうこと相談するのって

だめなことかな…？





藤「Aちゃん、
何か心配事があるなら吐き出したほうが
楽なこともあるよ？」



「藤ヶ谷さん……」





そうだよね、


恥ずかしいけど、

男の人の気持ちも知りたいし……







「渉と…藤ヶ谷さんは……
女の子と…やりたい…ですか？」



横・藤「……へ？」






私の変な質問に

見事に声がハモった二人。





やっぱりド直球すぎた………？








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