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「まじでバカじゃん私……」
仕方ない、
さっきの服着て戻るしか………
……ヴィィィィン……
私の横で鳴り響く洗濯機の音。
「あっ!!!」
そういえばさっき
脱いだ服 洗濯しちゃったんじゃん!!!
どど、どうしよう〜!!!
.
ガチャ
もうこうなったら覚悟をきめるしかない。
下着の上からまたタオルを巻いて
少しだけ扉を開けて高嗣くんを呼ぶ。
「た、高嗣くん〜!!」
しばらくすると
リビングの扉が開いて
高嗣くんが出てきた。
二「…どーした?」
「ご、ごめん!
あの…着る服…忘れちゃって……」
できるだけ
身体は出さないように
顔だけ扉から出して高嗣くんに話しかけた。
二「……バカなの?」
「バカです……」
二「はぁ〜、
どの服?持ってくから」
「いや…それが……」
ど、どうしよう…
あんなヨレヨレのジャージを
高嗣くんの美しい手に持たせるわけには…
ていうか恥ずかしいし!!!//
「あの…寝るときの服…
忘れちゃって……」
二「え?」
「たた、高嗣くんの!
何かない…?」
なんでこんなことを
私は口にしちゃったのだろう……
キャリーケースごと
脱衣場まで持ってきてもらえば
よかったのに……
二「…なんかスウェットとかでいい?」
「え!?貸してくれるの!?」
二「だって忘れたんでしょ?
ちょっと待ってて…」
うわぁ〜!!
どうしようどうしよう!!//
高嗣くんの服着て寝れるの??
なんかそれってカレカノっぽい!!///
コンコン
二「A、これ…
俺がたまに着てるやつだけど……」
高嗣くんは扉から腕だけ伸ばして
スウェットを渡してくれた。
「あ、ありがとう!//」
高嗣くんからスウェットを受け取り
それに身を包む。
フワッと香る高嗣くんの匂いに
また身体が熱くなった。
高嗣くんに包まれてるみたい……//
足とか手とか
何もかもダボダボだけど、
私にとってこういうのは初めての経験で
なんだか無性に嬉しくて……
顔が自然とにやけてしまった……
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mer(プロフ) - きゅんきゅん♪続きが楽しみです!たかしくん、飲み過ぎてトイレにこもっていた?気持ち悪かったわけじゃないですよね?どうでもよい質問ですね 笑 (2020年3月13日 18時) (レス) id: 6743556bd3 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - あ〜素直になれて良かったね。早く続きが読みたいです! (2020年2月4日 10時) (レス) id: e70020d567 (このIDを非表示/違反報告)
らむ - yuuna様の作品が大好きで、いつも楽しみにしてます。今連載中の赤い糸も、今後の展開がどうなるのかワクワクしています。ファンの一人として応援しておりますので、連載がんばってください。 (2020年1月30日 0時) (レス) id: cae6d0de0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2020年1月29日 22時