赤い糸２

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「だめ…じゃない……」





怖いけど…


それ以上に私は、

高嗣くんのことが大好きだもん。




きっと平気……






二「怖くなったり…嫌だったら
俺のこと突き飛ばしていいから」






またさっきみたいに

ぎゅっと目を閉じる。






二「A…好きだよ」






その言葉と同時に

私の唇に高嗣くんの唇が重なった。





チュって…



そっと触れるだけのキス





すぐに離された唇に

なんだか物足りなさを感じた。







目を開けると

少しだけ照れてる高嗣くんが目の前にいて

なんだか私も一気に恥ずかしくなる。






二「今度はちゃんとできてよかった」






ぎゅって抱きしめてくれる高嗣くんに

また安心する。




けど…


たぶんこんなんじゃ

高嗣くん全然足りないよね？






「高嗣くん」



二「ん？」






高嗣くんの名前を呼び

今度は私から唇を重ねた。





私からなら…



怖くないもんね。







さっきよりちょっと長めのキスに

やっと心が満たされた気がした。





高嗣くんの唇

こんなに柔らかいんだ。



好きな人とのキスって

こんなに心地いいんだ。





そう思わされた。






「……//」



二「びっくりした(笑)」



「ごめん……//」



二「謝んなくていいよ、
俺すっげー嬉しい！！」






またまたぎゅーって

ハグしてくれる高嗣くん。





もう抱きつかれることに

なんの抵抗もなくなっていることに気づいた。






二「俺がAの初キスだった？」



「え？」



二「両想い同士のキス…
Aにとっては初めてなんでしょ？」



「そういえば…
そうかもしんない……//」






これまで何度か

キスしたこと……っていうか、


されたことはあったけど

全部 嫌な思い出のキスしかなかったから。







「私…たぶん今のキス
一生忘れないと思う……//」



二「ふはっ！
また可愛いこというね(笑)」



「だ、だって本当のことだし！//」



二「じゃあ俺は…
この先 Aが絶対に忘れないような
激しいやつするから(笑)」



「は、激しい…やつ？//」





それってどんなキス…？//





けど、

こんなことを言われても

全然 嫌じゃないのは…




やっぱり高嗣くんだからだよね。









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