赤い糸２

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〜♪ 〜♪




「うわぁ！！」




便座に座った途端に

流れる音楽にびっくりする。




なにこれ！！


どっかで聞いたことある曲！！





なんなのこのトイレ…


からくりありすぎでしょ……




家庭のトイレに

こんな機能があるなんて初めて見たよ。



私が庶民なだけか？？






トイレを終えてリビングに戻ると

大きい窓のカーテンが勝手に閉まっていた。






「え！？なんで勝手に閉まってるの！？」



二「あ、戻ってきた」





高嗣くんの手にはリモコン




これ高嗣くんが閉めてるの！？


え！すごくない！？？






「高嗣くんのお家ってすごいんだね…」



二「は？何言ってんの？笑」






座ってるソファもすごくフカフカだし

ここから見える冷蔵庫なんて

大家族がいる家庭にあるような大きさだし。





やっぱり芸能人ってすごいんだな…



私とは住む世界が違うって

改めて感じさせられた。






二「はい、ほんとに水でよかったの？」



「あ…うん、ありがとう……」






私はお水を、

高嗣くんは焼酎を口に運ぶ。





またお酒飲むんだ……(笑)






二「あ、Aにこれやっとくわ」



「なにこれ？カード？？」



二「それ俺ん家のカードキー、
まぁ、この家の合鍵ってことかな」






あ、合鍵！？


夢にまで見た合鍵を

こんな簡単に受け取っていいの！？





二「俺がいないときでも
いつでも勝手にきていいから」



「うん…」





いつでもきていい？



そんなの…


高嗣くんに会いたいから毎日きちゃうよ？







二「それと、Aの荷物
ちょっと置いてってもいいよ？」



「へ？」



二「いつでも泊まれるように(笑)」






ちょっと照れくさそうに

そう言った高嗣くん。




私もそんなことを言われたら

自然と顔がにやけてしまう。






二「Aのこと
今度メンバーに紹介するわ！」



「メンバーってキスマイ？？」



二「そ！あ、でも
一応全員には会ったことあるか！」






そういえばキスマイ全員が

私の勤める学校に来たんだもんな〜





しかもド素人の私が

アイドルのMV撮影にまで参加しちゃって…





今考えるとすごいことだよね…








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