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「た、高嗣くん…
ごめ…っ……今日は…帰って…ください…」
震えながらの声を
めいいっぱいに出す。
二「…わかった。
また連絡するから……」
高嗣くんの言葉に
うんって答えることも、
コクンって頷くこともできない。
高嗣くんが家から出ていったあと、
急いでキッチンの水道で自分の唇をゆすいだ。
何度も何度も、
唇が痛くなるくらいに…
洗ってる間も涙が止まらない。
水道の水と一緒に
私の目からこぼれ落ちた涙も流れる。
高嗣くんとのキス…
嫌じゃなかったのに………
なんで？
いつまで私は…
こんな思いをしなければいけないの……？
.
〜 二階堂 Side 〜
あの日から1ヶ月
Aとは、
あれっきり会っていない。
あのあと、何度か連絡してみたけど
返信もないし電話にも出なかった。
１２月に入り
冬のライブに２４時間のラジオ、
歌番組などが重なったから
ほとんど休みがない状態が続いてて…
Aのことはもちろん、
由美のこともあの現場を見てそれっきりだった。
明後日のクリスマスの夜に
由美とは会う約束をしてる。
浮気してんの？って
聞いてみようとも思うけど
それを聞いたら
本当に由美とは終わっちゃうよな…
けど…
Aのことも気になるし……
二「はぁ〜」
横「なに難しい顔してんの？」
二「ワッター…」
今日はワッターとのラジオの収録。
そうだ…
ちょうどいい。
ワッターにAのこと
聞いてみようかな……
二「ワッター…
Aって元気？」
横「A？いや…
あの撮影の日から連絡とってないけど」
二「え、そうなの！？」
横「あの撮影のあとに、
次の日会わないかって連絡したんだけど
断られちゃって。それっきりよ(笑)」
え…？
それって俺と会った日のこと？
ワッターにも誘われたのに
断って俺のところに来たってこと？
横「まぁ、元気にしてたらいいけど…
また落ち着いたら電話でもしてみようかな」
二「…Aってさ、
ワッターとどういう関係？」
横「前にも言ったけど
それを俺が言うわけには…」
二「お願い！教えて？
Aのことなら何でもいいから！
あいつ彼氏とかいたことある！？
キスは！？まさかしたことないとか…！」
いつの間にかワッターに近寄って
Aのことを問いただしていた。
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yuuna(プロフ) - �豬遒気�» ありがとうございます！『おとめ』で読み方あっております。珍しい苗字にしようと思ってこの苗字を選びました、分かりづらくてすみません…… 引き続き、この作品をよろしくお願いします☆ (2019年10月25日 22時) (
レス) id: 207a3ec58c (このIDを非表示/違反報告)
�豬� - 続けてのコメントですみません...。 物語一気に読んじゃいました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2019年10月25日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豬� - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 一つお聞きしたいことがあるのですが...。 主人公ちゃんの名字の読み方乙女(おとめ)で 合ってますか？ (2019年10月25日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuuna
| 作成日時：2019年10月23日 16時
