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勇気をだして
ニカちゃんに電話をしたのに
悲しそうな声で謝ってくるニカちゃん
思わず、
また涙が溢れてきてしまった。
ニカちゃんの言うとおり
ちゃんと会って話さないとなのに怖い…
強引に電話を切ってしまった。
廊下の床に顔を伏せて座っていると
玉ちゃんが来てくれた
t「…大丈夫?」
「玉ちゃん……」
t「もう〜、すごい顔になってるよ?」
「だって……うぅ……」
t「ニカの話ちゃんと聞いたの?」
「聞け…なかった……」
t「どうして?」
「だって…ニカちゃ……
すごく悲しそうな…声、してて……」
t「…うん」
「ごめん、って…
2回も言った……」
t「それはさ、
にかいどう…だからじゃない?笑」
玉ちゃんの冗談にも
ぜんぜん笑うことなんてできない…
「……うぅ〜〜!!」
t「ごめんごめん(笑)
ほら、泣かないで〜!」
玉ちゃんに支えられながら
リビングへと戻る
そこで目に入ったのが
私が玉ちゃんにあげたワイン
「お酒……飲む…!」
t「ワイン?開けようか?」
「……」
飲みたい……
飲んで、今の時間だけでいいから
この気持ちを忘れたい…
……けど、
男の人の家でお酒なんて飲んだら
ニカちゃんきっと悲しむよね……
t「あ、ニカから着信
めちゃくちゃ入ってたわ(笑)」
ピクッ
玉ちゃんのニカってワードに
自然と反応してしまう
t「電話してくるよ?」
「………」
t「もう〜(笑)」
私に気を遣ってか、
廊下の方に行って電話をかけ直す玉ちゃん
………もう、いいや!
飲んじゃえ!!!
ワインを開けて
グビグビと口へと運ぶ
だんだんフワフワな気持ちになってきたけど、
なぜだか涙が止まらない。
「ニカひゃん……
なんで……なんで……?」
t「Aちゃん〜
ニカと話してきたよ〜!」
「……誰?」
……この人、
前にも見たことある……
t「え!?
…あちゃ〜、また飲んじゃったの?笑」
「もっと飲みたい!」
t「飲んでもいいけど…
ニカ迎えに来るって!」
「……ニカひゃん?」
t「そう!ニカひゃん(笑)」
ニカちゃん…
お迎えに来るの??
けど、何でだろう……
心の中では、
大好きなニカちゃんに抱きしめてほしいのに
今は異常に
ニカちゃんに会いたくない……
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にかけと(プロフ) - yuunaさん» 楽しみにしてます!ほんとに毎回二階堂にはドキドキさせられます! (2018年12月14日 2時) (レス) id: a13992e16e (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - にかけとさん» いつもありがとうございます!中途半端のとこで移行になってしまい、申し訳ありません(笑)次の更新までお待ちくださいね! (2018年12月13日 23時) (レス) id: 8ada495306 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - merさん» いつも読んでいただきありがとうございます!次シリーズで最終章にしたいと思うので、どうなるのか…どうか最後まで温かく見守ってください☆ (2018年12月13日 23時) (レス) id: 8ada495306 (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 続きが気になりすぎますー!妊娠してるのか気になります!早く読みたいです! (2018年12月13日 23時) (レス) id: a13992e16e (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!どうかハッピーエンドでありますように!結婚してほしいです☆ (2018年12月6日 23時) (レス) id: bcd57f623a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2018年11月21日 19時