君の笑顔９

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麗華さんから色々と言われたけど

全然頭にはいってこなかった。




その後、社長とも話をして

玉ちゃんとは付き合ってないって

ハッキリ伝えたけど…



あんまり記憶にない……




今は…



自分の家ではなく

事務所が用意したホテルにいる





もう…


しばらく家には帰れないって…




こんな状況だから、

色んな記者の人が私を見張ってる。



だからニカちゃんと一緒に暮らしてる

家へと帰るのは色々と危険らしい…




玉ちゃんじゃなくて

ニカちゃんと暮らしてる…


なんて世間にバレたら

それこそ大問題になってしまうから…




だから…


当分の間はこのホテルで寝泊まりして

外へ出るにも必ず麗華さんと一緒。



ニカちゃんに会うことすらできない。





…なんで、

こんなことになっちゃったのかな……





ニカちゃんの声

早く聞きたいのに…




何度も電話をかけたり

メールをいれたりしたけど

全然通じない……






.









〜♪ 〜♪





夜中



ベッドに座ってボーッとしてると

ニカちゃんから電話がきた





「もしもし！！」



2「…ごめんな、連絡できなくて」



「ううん…
ニカちゃん…どうしよう…私……」



2「うん…大丈夫、
全部わかってるから…」



「ごめんね…
ごめんなさい……」



2「あれは俺が悪い、
Aを不安にさせた俺が…」




そんなことないのに…


こんな時でも私を気遣ってくれる

ニカちゃんの優しさに涙がでる。




「玉ちゃんと…会った…？」



2「会ったよ」



「玉ちゃんに…
迷惑かけちゃった…」



2「…でもあいつさ、自分のことより、
Aのことばっか心配してたよ。
また泣いてんじゃないか、って…」



「玉ちゃんに謝りたいよ…
ニカちゃんにも…会いたい……」



2「A…今は耐えよう、
絶対また会えるから！俺にも…玉達にも…」



「うん…」



2「電話は毎日できるし、
寂しくなったらいつでもかけてきていいから」



「うん……」



2「俺達さ、遠距離恋愛得意じゃん！」



「遠距離恋愛？」



2「付き合い初めの頃は
遠距離恋愛してたじゃん(笑)」



「…ふふ、懐かしいね(笑)」



2「だから大丈夫だって！
心配すんな！」



「…うん！」





いつもこう…


私が不安なことは

ニカちゃんの言葉で

いつも吹き飛ばされちゃう。




ニカちゃんが大丈夫って言ったから

大丈夫な気がするもん。



次にニカちゃんに会えまで

耐えるしかないよね…




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