君の笑顔９

303 side ﾆｶ ページ21

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〃歌手 A！…熱愛！？
……その相手は、なんと！
Kis-My-Ft2 の……〃







まじかよ……





なんで、




なんでよりにもよって……








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〃Kis-My-Ft2 の……玉森裕太！！〃









2「玉……」






Aと玉の名前が

その紙には書かれていた




思いもしなかった名前に

俺の鼓動が早くなる





M「なんで…
なんで玉とAちゃんが！？」



Ki「どういうことだよ！？」




メンバーみんなが俺を見る




2「知るかよ……」




そんなの、


そんなの、俺が知りてーよ…





F「まっちゃん…玉は？
もしかして、もう来てるんじゃないの？」



松「はい、別室にて
いま岩田さんに事実確認をされてます」



s「事実確認って！？
だって…だってAちゃんは……」




千賀がチラって俺を見るけど



……何も言えない






松「この写真も見てください」




テーブルに置かれたのは何枚かの写真




車の中で、

玉がAのことを抱きしめてる写真



綺麗な夜景のある公園で

楽しそうに話している写真



玉の家のマンションの駐車場に

二人が乗った車が入る写真




こんな写真が何枚もあった







……間違いない、



これ、あのときだよな……




俺と萌花が揉めたとき。





あのとき、


玉に抱きしめられて

ずっと慰めてもらってたってAが言ってた…






ぜんぶ、俺のせいじゃねーかよ…





2「まっちゃん、玉どこにいんの？
岩ちゃんにも話あるんだけど」



松「今は…だめです。
岩田さんが事実確認したあと
社長とも話をするので」



2「誤解なんだって！
これは…俺のせいで……」



松「と、とにかく！
ここで待機しててください、
決して勝手な行動は慎むように！」





まっちゃんが部屋から出ていき

静まり返る部屋の中





F「ニカ…
何があったんだよ…」



2「……」



Ki「俺達にだって知る権利はある」



y「ニカ… 話せよ」



2「……うん」




俺はみんなに二週間前の

萌花とのこと、

Aと玉のことを詳しく話した





M「そんな…
じゃあ、そのときに撮られたの！？」



2「…それしかねーだろ」



Ki「二階堂、これはお前が悪い。
玉にAちゃんのことまかせたお前が…」



2「…わかってるよ！！
…全部…俺のせいだ……」





ミツに本当のことを言われて

つい大きい声をだしてしまった……





ただの八つ当たりだよな…







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