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朝起きたら、玉ちゃんが隣りに居て
ものすごく驚いたけど…
ニカちゃんもいてびっくりした。
ニカちゃんと目が合う
昨日の出来事が一気に蘇ってきて
思いっきり目を逸らしてしまった。
2「俺の話聞いてくれる?」
真剣な目で話すニカちゃんを見て
コクって頷いた。
ニカちゃんがちゃんと話そうとしてるのに
いつまでも逃げてちゃだめだよね…
ベッドの上で
座りながら萌花さんの話を聞いた
2「……だから萌花と
キスをしたのは事実…ごめん……」
泣きながら首を横に降る
「ニカちゃ……ごめんっ…
私、ニカちゃんのこと疑って…っ…」
2「なんで、Aが謝んだよ」
「だって…私のこと…考えて…
バラされないように…必死で……」
萌花さんと戦ってくれたんでしょ?
それなのに、
ニカちゃんのこと疑って…
信じることできなかった……
2「でも、どんな理由であれ
萌花と会ったのは事実、
キスしたのだって事実だよ?」
「そう、だけど…っ…」
2「ごめんな、
あんな辛い光景…見せちまって」
首を横に降ることしかできない私を
ニカちゃんは思い切り抱きしめてくれた
すごく久しぶりに感じる
ニカちゃんの温もりに、
私の涙は止まるどころか
また溢れだしてきた……
二人のことなのに
ニカちゃんだけに背負わせた自分が嫌だ。
自分のことを
こんなに想ってくれてるのに、
最後まで信じてあげれなかった自分が嫌い。
「ごめんなさい〜うぅ〜〜」
2「泣くなって(笑)」
「だってぇ〜〜」
2「謝るのは俺の方だって。萌花のこと、
ちゃんとAに言ってから会いに行けば
こんなことにならずに済んだのに…」
「だって…それは……
私のこと、考えて…くれたから…
言えなかったんでしょ…?」
2「でも、もし立場が逆だったら、
俺は言ってから行ってほしいかもしんない。」
「でも……もしそうなってたら…
私も、ニカちゃんに言わないで
会いに行ってるかもよ…?」
2「ふっ、
…やっぱり俺ら似た者同士(笑)」
ニカちゃんの笑顔に涙が止まらない
「ニカちゃん〜〜」
2「もう、俺の服ぐちゃぐちゃ(笑)」
その後も
気が済むまで泣き続ける私
ニカちゃんの言うとおり、
ニカちゃんが着ている服は
涙と鼻水でぐっちょりになってた…(笑)
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にかけと(プロフ) - yuunaさん» 楽しみにしてます!ほんとに毎回二階堂にはドキドキさせられます! (2018年12月14日 2時) (レス) id: a13992e16e (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - にかけとさん» いつもありがとうございます!中途半端のとこで移行になってしまい、申し訳ありません(笑)次の更新までお待ちくださいね! (2018年12月13日 23時) (レス) id: 8ada495306 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna(プロフ) - merさん» いつも読んでいただきありがとうございます!次シリーズで最終章にしたいと思うので、どうなるのか…どうか最後まで温かく見守ってください☆ (2018年12月13日 23時) (レス) id: 8ada495306 (このIDを非表示/違反報告)
にかけと(プロフ) - 続きが気になりすぎますー!妊娠してるのか気になります!早く読みたいです! (2018年12月13日 23時) (レス) id: a13992e16e (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!どうかハッピーエンドでありますように!結婚してほしいです☆ (2018年12月6日 23時) (レス) id: bcd57f623a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuuna | 作成日時:2018年11月21日 19時