目黒先生の独占欲。＿＿＿ Ⅱ (ページ5)

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康二くんは実家暮らし。だから会えないこと
もないし、そもそも荷物とかを

俺の家に持ってくるなら、もう一度近い内に
家に帰る必要がある。

「……っあ、でも今日新任の歓迎会あるよな？」

「えーそうだったっけ？……めんど、」

「こらそういうこと言わへんの！」

歓迎会かぁー……めんどくせぇ。

どうせ絡まれるんでしょ？

……そういうの良いから、康二くんと
一刻でも速く2人きりになりたい。

不意に頭にポンと手を置かれ、
セットした髪をグシャグシャにされる。

「……これからはずっと一緒やで？
だからそんなに欲張んないの」

「っ、…はい(笑)」

…どうしていつも俺の想像した以上の答えを、
この人は難なく返してくるのだろう。

上目遣いでそう言われたら素直に頷くしかない。

学校に近付くにつれ生徒に会う回数も増える。
そして毎回手元を見られキャーキャー叫ばれる。

……周りの迷惑になるから止めようか？

隣の向井先生も顔あっかいし。

「「おはようございまぁーす」」

「おはよ～。って…あれ？あれれ～？」

流石に学校内じゃ手繋ぐのはあれだねと2人で話し
並びながら歩いていると、佐久間先生に会う。

……もう既に勘づいてる様子。

「…ふーん。そういうことでやんすねぇ～？
いやぁー、お熱いこと！幸せになれよ？」

「！……な、何言うてんの？さっくん、」

「ありがとうございます。幸せにさせます」

「！！」

昨日プロポーズしてからは、逃げるように
学校を去ったから、イケメン組も勿論

誰にも詳しく話していない。

……まあ結末は目に見えてる。

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舘様カラーのお星様、
ありがとうございます！！

これからも、頑張って更新致します！

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