目 黒 先 生 の 独 占 欲 。

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一筋縄では行かへんのがこいつ。


絶対まだなんかある。






ほら、やっぱりな。



俺を抱き寄せて、
また軽く唇にキスをする。








………これはわざとやな。

キスする度に大きくリップ音を鳴らす。






そして色んな角度から攻めてくるから
俺はもはや身動き出来へん。









「" YES " って言ってくれるまで
ずっとこうするよ？」


「っ、」









いつもこうや。


めめもめめでズル賢い。





究極の選択。


そこに " NO " という答えは存在しない。






けど逃げる隙はある。何とかして腕を
振りほどけば(実際問題、力は及ばへんけど)

抜け出せないことはない。







けど俺が決して " NO " という選択肢を
選ばないという自信があるから、

こうやって余裕を持ってる。








「んぅ、、」







半ば諦めた俺は
めめの唇にされるがまま。



何も言わない俺に痺れを切らしたのか、
めめが顔を離した。






「…ねぇ良いの？誰かに見られるかもしれなくて、
いつまでも離してもらえないって辛くない？

早く返事聞かせて？
まあ、答えは1つしかないんだけど」







………はいはい。俺の負けです。


認めればええんでしょ？めめが好きって。








「〜！！分かった！
………結婚する！めめとおる！」








優しい瞳で、優しい笑顔。




誰をも魅了するその笑顔は、
また俺だけのものになるなんてな。







「…………俺と、

ずっと一緒にいてください」


「っ、、はい…！」









今度こそ、前を向いて
精一杯めめの願いに応えるから。







「…………もう絶対、離れへんから」






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