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ゾム side
ゾム「シャオローン、飯食べ行こ」
シャオロン「あぁ...？」
ゾム「飯。小腹すいたやろ」
ゾムと食べたらろくな事ないねん...、と呟くシャオロンは無視。
飲食店へ入ろうとすると、じっと見つめられていることに気づいた。
ゾム「ん...？」
男の子「...？」
小さな男の子だった。
じっとこちらを見つめていて、動く気配も、視線をそらす気配もない。
ゾム「よい、しょっと。お母さんとお父さんは？」
男の子と目線を合わせるためにしゃがみ、ぽけーっとつったっている男の子に声をかけた。
オスマンならなんかもっとええ対応出来るんやろな。
男の子「ひぐ...ｯうぅ...ｯ」
ゾム「ちょ、ここで泣かんといて...！！！」
泣いてしまった。
怖かったか...？
子供の世話などしたことも無く、どうしようかとシャオロンの存在を忘れて頭の中で必死に考えた？
と、とりあえず慰めるか？あ、頭撫でたら泣き止むか？
シャオロン「どうしたん？なんか嫌なことあったん？」
男の子「ままどこかいっちゃった...ｯ」
シャオロン「そっか、迷子になったんやな。」
ほら泣きやも？一緒にまま探そうや、と男の子の頭を撫でるシャオロン。
...さてはあいつ人気取ろうとしてんな。
それはおいといて。
ゾム「ごめん...子供の相手とかせんくてな」
シャオロン「あー、昔泣き虫な幼馴染みがおってん。」
少し恥ずかしそうに言った。
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作者名：くるす*
| 作成日時：2018年2月28日 23時
