【実況者】【wrwrd!】とある2人のなんとか事情 (ページ40)

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エーミール side

オスマン「...エミさん」

エーミール「おや、オスマンさんじゃないですか。珍しいですね」

オスマン「なんで止めなかったん？悪魔との取り引きは国でも辞めさせるよう言ってんのに、」

自分の言葉を無視し、マシンガンのように話したいだけ話していくオスマンさん。
まぁいいか、と無視されたことは流し、彼の話に耳を傾ける。

オスマン「悪魔との取り引きがどんだけ大きな事か分かっ...」

エーミール「そもそも、あの子に何があったか知ってますか？望んで取り引きをしてる訳じゃないんですよ」

オスマン「...は？」

エーミール「ハルセ国の国王が悪魔を呼び出し、彼女に魔力を与えるように持ちかけたんですよ。

彼女の何もかもを見透かすような綺麗な紫の眼が売られた。

毎晩悪魔を呼び出しては眼の色が奪われる。
そのうち失明するでしょうね。
片方しか取らないのは悪魔は右が嫌いだからです。

そのうち体内に入った毒で死ぬんじゃないですかね」

冷静に答え、本棚の本に手を伸ばす。
なぜ知っているのか、という表情は見なくとも雰囲気で何となくわかる。

知らないわけ無いでしょう。何年彼女の一緒にいたと思ってんだか。

オスマン「...なんで！なんで早々に分かってたくせに止めへんかったん！？そしたら失明も死もなかったのに...！！！」

...＿＿＿＿＿嫌ってるんじゃないんですか、Aを。