【実況者】【wrwrd!】とある2人のなんとか事情 (ページ34)

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オスマン side

A「...ステータスの能力ですか」

グルッペンがな、と付け加えると彼女は興味無さそうにそっぽを向く。

あぁ、それがイラつく。

オスマン「とりあえず悪魔は帰れや。お前の欲しがっとる物はここにはない。」

そう言えばにんまりと口元を歪め、悪魔が笑う。

あるよ？欲しいもの、とでも言うように悪魔がAを見る。

悪魔「いいじゃん？この子から何取ったってさ。あんたら嫌いなんでしょ？どっちにもメリットしかないじゃん」

そう言った。
彼女の目の前で。

...あーあ、嫌われる。

素っ気ない態度をとっていたつもりだったが、嫌われたくはなかったらしい、と初めて自分の気持ちに気がついた。

A「..、」

悪魔「まあ、嫌おうがなんだろうが関係ないよ。この子には。

...もうすぐ死ぬんだし」

頭の中が真っ暗になった。
死ぬ？は？

嘘をつくな。

いや、悪魔は魔力と取り引きならこいつは命を売るのか...？そんな馬鹿なことをするわけ、

倒れそうになるのを堪えながら、頭の中で必死に考える。

なにか、なにか止められる方法は。

...＿＿＿＿＿あぁ、こんな奴のことを考えている自分が馬鹿らしい。