今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:124,456 hit
小｜中｜大
21個目 ページ21
ゾム side
「エミさん、もういいよ。」
エーミール「...また言われたんか」
若干会話が成り立ってないような気もしたが、エーミールが敬語を外す人物は1人しか聞いていないから確信をした。
ゾム「...Aさん、セシルの妹か。」
A「あ、バレちゃった。エミさんのせいだよ」
エーミール「体力の限界もいくら何でもあるんやから休んでや。飯も食ってないやろ」
A「あー、大丈夫大丈夫。前戦争した時休憩なしのご飯なしでずっと前線いたから」
フードで顔は見えないが、けらけらと笑っているように見える。
けろっと答えた彼女に寒気がした。
ゾム「前の...戦争？あれって20時間続いたんじゃ、」
午前3時の奇襲から始まり、夜中の11時までやっていたらしい。
その時間ずっと前線に...？
A「慣れっこ慣れっこ。魔力で補ってるから大丈夫だって。」
エーミール「でも...！！！！」
A「大丈夫だってば。ね？」
泣いている子供を安心させるかのように落ち着いた声でエーミールを宥める彼女をぼうっと見つめながら思うしかなかった。
＿＿＿＿＿＿...この国は姫に戦争をさせるのか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くるす*
| 作成日時：2018年2月28日 23時
