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4話 ページ5

sideA

言われた通りに本堂に居てます。


薬師如来「堂守…が…居ない……?」

釈迦如来「やれやれ…」


眠くなってきた……

寝ていいかな…

ちょっとだけ……


A『スゥー…』

釈迦如来「うちの堂守は本堂にいるのが珍しいね。」

薬師如来「堂守…は……いつも…縁側だから……」

阿閦如来「良かった〜…でもなんで本堂に…?」

むぅ…?

A『……』

薬師如来「堂守…縁側じゃない…珍しい……」

なるほど。

A『カオルにね。』

薬師如来(カオル?)

阿閦如来「金剛香菩薩?」

うん。

A『みんな戦ってくれるからリラックスする為にアロマとか聞いたら、ここに居ればって言われた!』

薬師如来「……」



やっぱりアロマ買ってきた方がいい?

釈迦如来「そっか。」

ニコニコしてる。


「堂守…?」

「外出してるのか?」

「そんな予定はないはずだ。」


またうるさくなった。

「お釈迦様!堂守が…!」

「堂守が縁側に居りません!」

私、あそこに住み着いてないよ。

阿閦如来「本堂に居るのが珍しいわよね。」

うん。

みんな本堂に居ることに関してめっちゃ驚いてる。


やっぱり縁側が良いよね。

座布団を折って縁側で寝る。


薬師如来「……やっぱり…堂守…は…縁側……」

阿閦如来「ふふ。そうね。」



マイ「堂守さん……」

ヌーリー「ふふ。やっぱり堂守は縁側に居てこそだね。」

マイ(堂守さん…風邪ひいちゃう…)

マイ「ヌーリー…」

ヌーリー「薄めの掛け布団かけてあげよっか。」


―数十分後―

ゆさゆさ起こされた。

A『…むぅ…?』

釈迦如来「お昼だよ。」

A『おっひる〜。』

良い匂いする。

誰だっけ…担当……

釈迦如来「精進料理は得意だよ。」

お釈迦様か。

A『わぁーい。』

釈迦如来(うちの堂守は何でも喜ぶな…)


勢至菩薩「にいちゃん!おかわり!」

観音菩薩「仕方ありませんねぇ…」

嬉しそう。


神仏は精進料理がメイン。

良いけど、別に。


Noside

伊舎那天「……」

何かを大事そうに抱えて歩く。

持国天「伊舎那天、それは?」

伊舎那天「我が堂守の煩悩です。珍しいですからね。」

その場に居た神仏は息を呑む。

釈迦如来「私の料理が気に食わなかったのかな…?」

弥勒菩薩「そんな!」

地蔵菩薩「強く咎めたのか…?」

不動明王「1人で行動する堂守が悪いだろ。」

薬師如来「…どんな煩悩…?」

青ざめる神仏と興味津々の神仏が騒ぐ昼下がりだった。

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ユノン - 続きが気になる (2022年6月7日 19時) (レス) @page5 id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
風亜(プロフ) - 続きが気になります。 更新頑張って下さい! (2019年6月27日 11時) (レス) id: dbb86819bc (このIDを非表示/違反報告)
咲くや - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2019年5月29日 20時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年5月23日 13時

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