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その朝から、岸くんはよく私の相談に乗ってくれるようになった。
「ねえA、最近廉と話す時緊張しすぎっしょ。」
ある日の休み時間、廉くんが教室を出ていくと、
岸くんがにやにやと笑いながら私のそばに来て耳打ちをする
「だって……なんか意識しちゃって、」
「はー！青春かよ！！！！」
「ちょっと声大きいから、」
注意すれば、やべ、ってすぐに静かになる岸くん
「……でもさ、もっと気楽にっつうか、大胆に話しかけた方がいいと思うよ、俺はね」
「えー、難しい、」
「好きなのバレる！とか気にしてんだったら、そんな必要ないって。」
岸くんの、優しい目。
「どうせなら、うまくいきたいっしょ？廉と」
「……まあ、それはもちろん、」
そうなったら、本当に幸せだけど。
「ちょっとぐらい意識されてるってわかったほうが男は嬉しいし、もしかしたらもしかするかもしれないし！」
それって、
廉くんが私を好きになってくれる、そういうことなのかな。
「とにかく、Aはいつも通り廉に接するべきだと思うけどな〜」
「そっか……でも、そうだよね。」
岸くんから言葉で、少しだけ心が軽くなる
好きなら好きで、いいよね。
私は自分の心に従って、そのままの私で君と関わればいんだ。
「Aの素直なところをさ、もっと出してけばぜってー大丈夫だから！」
岸くんは、本当に幸せそうに笑う。
「………岸くん、ありがとう」
「俺も協力するし！」
この時、岸くんに相談してよかったなって、心の底から思えたんだ。
「……つうかさー、廉のどんなとこが好きなの。Aは」
いつのまにか、私の前の席に座っていた岸くん
突然の質問に、ちょっとだけ戸惑う
廉くんの、好きなところ。
「……優しいところ、かな。」
「優しいとこ？」
「そう。いつもはあんまり表には出ないけど、本当はいろんなことを考えてて、周りが見えてるところ。」
私は廉くんの、そんなところが好き。
私がそう言うと、岸くんが嬉しそうに、ほお〜とため息をつく
「これそのまま伝えてやりてえ〜！！」
「え、絶対やめてよ？？」
「ん〜！！頑張るわ！！」
そこは本当に頑張ってほしい。
「あ、やべ、廉だ」
廉くんが教室に入ってきた途端、
岸くんは、慌てて私から離れていった。
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
