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そして別の日の朝、
今日も親になんとなく圧力をかけられながら、学校に向かう
電車に乗っている間、あともう少しで君に会える。
そう思うと、家にいた時の憂鬱な気持ちは吹き飛んでいくんだから、不思議。
過ぎていく窓の外の景色が、だんだんと色鮮やかなになっていくような気すらして
今日は、君はどんな表情を見せてくれるんだろう。
君との今日が、とても楽しみだった。
「廉くんおはよう！」
「はよ、」
教室に入って1番最初
私はいつものように君に声をかける
ちらりと交わった視線と、ちょっとだけ嬉しそうなその言葉に、
なぜか、今日もとても幸せな気分になる。
「………なにを笑っとるん、」
「ふふ、嬉しいなぁって。」
「……へぇ」
廉くんは不思議そうに呟くけど、
そんな表情でさえも、嬉しくて。
「今日もがんばろうね」
「おん、」
君の短い返事を聞いてから、私は自分の席に向かった
「じゃあ、ここの問題を………」
午前の授業中、先生が教室を見回して、
「おーい、岸。寝るなよ〜」
「え！！俺今寝てないっすよ？！」
机に伏せていた岸くんをあてた
岸くんの元気の良さに、教室に笑い声が広がる
「じゃあほら、前出てやってみろ」
「いや、え？？だから俺今寝てないって！！」
えー！と言いながらも前に出る岸くん。素直。
その時つい、いつもの癖で振り返ってしまった、教室の奥
廉くんはそこにいて、ちょっとだけ楽しそうな顔で黒板の前の岸くんを見ていた
その表情が、すっごく魅力的で
普段、あまり思わなかったけど、
廉くんって、かっこいい。
横顔とか、すっごい整ってる。
そんなことを思って、思わずぼーっと君を見ていると、
いつかのように、君の視線が動いて、
君と急に、目が合ってしまう。
そらそうとしてももう遅くて
どうしよ、気がつかれちゃった。
微妙な空気で見つめ合う、今この瞬間
まっすぐなその瞳に、吸い込まれてしまいそうで
やがて廉くんは、私に向かって、
“ま・え・む・け”
口の動きだけでそう伝えると、
ちょっとだけいたずらっぽく、笑ったんだ。
その瞬間、甘酸っぱく私の胸の奥が痛んで、
なんだかきゅんとして、
その独特な感覚に、心が奪われる
あれ、この感覚、もしかして、
私、廉くんのこと、
好き、なのかも。
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
