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次の日も、
「永瀬くんおはよう！！」
「………」
その次の日も、
「永瀬くんおはよう〜今日は雨だね！！」
「………せやな、」
私はひとりでいる永瀬くんが、気になって気になってしかたがなくて、
積極的に、声をかけ続けた
授業中とか、ひとりでいる時の永瀬くんは、
なんだかやっぱり、ちょっと冷たそうに見えるから、
なかなかクラスメートたちも永瀬くんに話しかけない。
だけど、私はなんとなく、そうじゃない。って、思うんだ。
あの、最初に学校に来た日、
君はちいさなストラップを、わざわざ拾ってくれた
たったそれだけのこと。そう言われたらそうかもしれない。
だけど、君のその小さな優しさが、
私の好奇心を沸き立たせる
どんな人なんだろう。
仲良くなれたら、どんな風に話してくれるんだろう。
大声で、笑ったりするのかな。
あとから思えば、私はこの時にはもうすっかり、
君のミステリアスな魅力に、はまっていたんだと思う。
他のクラスメートと話しているところを見たことがないから、わからないけど、
永瀬くんは、きちんと人の話を受け止めてくれるタイプの人だと思うんだよね
だって今日も。
「今日ね、校庭に猫がいて」
帰り道、また君と並んで歩く街
私は、授業中にたまたま見えた野良猫の話をした
「すっごいかわいかった〜」
「…………どんな猫やったん？」
「えっとね、黒猫！ちょっと小さかったかも」
「そうなんや、」
きっとあまり、君は人と話すのが得意じゃないのかも。
だけどそれでもきちんと会話を続けようとしてくれる
なんだか、それだけでもう、
よくわからないけど、すっごく嬉しくて。
「…………なんか、」
「ん？」
永瀬くんが話しだして、見上げると一瞬だけ交わる視線
「…………毎日、ずっと笑っとるよな、」
ちょっと恥ずかしかったのを隠すかのように、君は空を見上げてしまう
「…………笑うのってね、大切なんだよ」
「そうなん？」
「そう、つらいことも、吹っ飛んじゃうから！」
「…………へえ、」
こうやって笑っていれば、私は親のことも忘れられるし、さ。
永瀬くんもいつか、とびっきりの笑顔、
私に、見せてくれるかな。
なんて、出会ったばっかでおかしいか。
君は、私の言葉を噛みしめるかのように、小さく頷いていた
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詩愛(プロフ) - reeeinさん» ありがとうございます、、、！！どうぞ最後までお楽しみください！！よろしくお願いいたします！ (2020年9月29日 23時) (
レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
reeein(プロフ) - もう、詩愛さんは天才です、私が保証します、天才です、、、続き楽しみにしてます、、！！！ (2020年9月28日 23時) (レス) id: 713e35c5a6 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - さとひとさん» 嬉しいです〜ありがとうございますT_T 第二章もよろしくお願いいたしますね！ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
詩愛(プロフ) - 雪さん» 毎日ありがとうございます！更新頑張りますね！第二章もよろしくお願いいたします！^^ (2020年7月27日 12時) (レス) id: 3902959af9 (このIDを非表示/違反報告)
さとひと(プロフ) - とてもキュンキュンしながら読ませていただいています！好きすぎて何回も星を押してしまいます、、。明日の公開楽しみにしています！ (2020年7月27日 0時) (レス) id: df351be635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：詩愛
| 作成日時：2020年6月29日 14時
