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第三十九衝突 ページ48

僕たちは梓の部屋に来た
そして梓はこっちを向いた

梓「話って?」

貴「梓……最近僕に睨まれてたって思ってただろ?」

梓「うん……感じてたよ、Aに睨んでないって否定されたけどね」

貴「……否定はした、睨んでいるつもりはなかったから……僕は梓を観察してたんだ」

梓「観察?」

梓は少し驚いた顔をしていた
でもすぐに戻った

貴「ああ、僕がオッドアイだとばらしたときからずっとな……」

梓「……」

梓は無言のままだった
僕は続けた

貴「玖音もそうだった……僕がオッドアイだとわかると目の色が変わった、『お父様の役に立てる』とかでな」

まぁ、それは違ったことだけどな……
僕のこの体質であいつらの秘密を握った
だから監視のために僕を探していた

梓の場合は秘密なんてたぶん存在しない
でもオッドアイということでなにか梓の心の中が変わっていくかもしれない

梓「A……」

貴「そして観察していって、自分で梓を分析した、そしてわかったことがある」

梓「それって……?」

僕は梓の顔を見てはっきりと言った

貴「梓は僕の秘密を知っても、そして僕を好きでいてくれるってことをね……」

梓「A……」

貴「あともう一つ、梓は……力にも負けないってこと」

梓「力にも?」

貴「梓、僕と別れてくれって今日言われたんだろ?」

梓は目を見開いた
そして「どうして……知ってるの?」って僕に聞く

貴「今日……玖音と会ったんだ、そして玖音に聞いた……」

回想

貴「理由を聞いたんだろ?」

玖「ああ、『僕はAのことが好きなんです、あなたがたがなにをしようと、僕はAと別れません』ってな」

回想終了

貴「僕はこのときに確信したんだ……僕は梓は信じられるって……」

梓は僕を抱きしめた

梓「A……」

貴「疑って……ごめんな」

しばらく沈黙の時間が続いた

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設定タグ:BROTHERSCONFLICT , 朝日奈梓 , ブラコン   
作品ジャンル:恋愛
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梓歩(プロフ) - 朝日奈友月@椿光弥愛してるさん» 間違ってましたか!すみません!すぐに直します!ご指摘ありがとうございます!こういうのはあまり気にしないのでお気遣いなく笑 (2018年6月20日 15時) (レス) id: 1eb40d9501 (このIDを非表示/違反報告)
朝日奈友月@椿光弥愛してる(プロフ) - 不覚にもp.16,p.17のpercussion(パーカッション)に笑ってしまったw 正しくはpassion(パッション)ですよ(笑) もし不快にしてしまったらすみません… (2018年6月20日 12時) (レス) id: 74f41355c3 (このIDを非表示/違反報告)
朔華龍(プロフ) - よし、じゃあレッツゴー!! (2016年9月23日 23時) (レス) id: 55f8e8ef49 (このIDを非表示/違反報告)
梓歩(プロフ) - だね~! (2016年9月23日 23時) (レス) id: 771c8aa6ca (このIDを非表示/違反報告)
朔華龍(プロフ) - ってかもうミナコイで話さない?? (2016年9月23日 23時) (レス) id: 55f8e8ef49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓歩 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年8月10日 4時

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