マイノリティも ページ42
あ「悟くんー?」
と暗い中声を出すが返事もなく、電気をつけると
ソファに縮こまってる悟くんがいた
あ「悟くん。ただいま。どしたの電気消して、あと普通にどうしたの」
久々の再会だが、彼は体操座りをして顔をあげない
あ「高専勝手に出たことはごめん…」
と隣に座ると悟くんのスマホ画面がついていた
そこに写っていたのは今日のあたしと颯太のカフェでの写真だ
あ「ごめん」
彼は泣いている。それを見せないように顔を伏せてるんだと
あ「生得領域の中にいた時色々考えたんだ」
五条「聞きたくない」
あ「聞いて欲しい」
五条「別れ話なら聞かない…俺さ、どんだけAを待ってたと思う?俺がどんな気持ちか考えたことある?ないよね?」
と顔を上げた悟くんの目には涙が溜まっていた
悟くんが俺って言ってんの久々聞いた
きっとそれくらい精神的に辛いんだろうな
あたしがそうさせてると思うともっと胸が痛くなる
あ「ごめん…」
五条「謝るなら責任取ってよ。俺ずっとAを待ってたんだよ!それなのにこんなのひどい。Aが言うこと何でも聞いたし、、Aが嫌がることはしてこなかったし…なんでっ…なんで俺じゃダメなの?」
あ「まって、それは本当にごめん。あと別れ話じゃないから聞いて欲しい」
というと黙ってこちらを見る悟くん
あ「生得領域の中でも考えることは悟くんのことだけで、ずっと寂しかった。何も無かった。ずっと悟くんに会いたかった」
あ「別れ話なんてあたしじゃおこがましいし。あたしずっと悟くんを待たせて、悟くんの優しさに甘えてた。ずっと辛かったと思う」
五条「うんっ…」
あ「今日颯太と会ったのもそうだし、ちゃんとケジメを付けたかった。悟くんとちゃんと向き合いたかった、悟くんに見合うように、悟くんの想いに近づけるようにお別れをしてきたの」
五条「っ…じゃあ」
あ「うん、悟くん。好き。愛してる。たくさん待たせてごめん。こんなあたしでもいいなら悟くんのお嫁さんでいたい」
五条「A〜〜〜〜〜!」
と飛びついてくる悟くん
五条「離婚させられるかと思った…嫌だけどっ!Aすき。愛してる。たくさん待ってよかった」
あ「うん、本当にありがとう」
それからちゃんと彼とは本物の夫婦になれた
後日、梢子さんなどに謝罪、あと虎杖の靴も
生得領域のことも話してこれから楽しい人生が始まるかなって少しワクワクした
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作者名:りり | 作成日時:2021年1月2日 5時