葛藤 ページ39
本当に解放されたかった
あたしは禅院さんを殺した
殺したけどその縛りは破れなかった
最初から分かってたならあたしは人殺しなんて選んでなかった、いや、頭回ってたらこんな方法なんてしてなかった
てか、彼はもう生きてない。呪霊？怨霊？としているだけだ。あぁ呪いかもな
五条「それで？」
あ「苦しかった。毎日毎日彼の生得領域の中でもがいてて、全然寝ても疲れ取れなかった」
五条「うん」
あ「身体的にも精神的にもすり減ってた。だからもう終わらせようと思った」
五条「僕を殺したら終わるの？」
あ「彼との縛りではそう。だからちょっとあたしもおかしかった。頭使えば良かったんだけど、頭も使えない状況だった。だから殺そうとした
本当にごめんなさい」
と彼に土下座をする
謝っても許されないし、あの五条家の天才を殺そうとしたなんてバレたら、あたしは死刑だ
五条「僕を殺すしか方法はないの？」
あ「わからない。どうやって出ていくのか…」
五条「てか、その降霊術師のとこ行けば？」
あ「行ったんだけど無理だった」
五条「そっか、じゃあA。そいつに代わってもらえる？」
あ「どして？」
五条「話をするからさ」
と優しく言われたので、彼にかわる
禅院「久しぶりだな。どうだ、愛した女に殺されそうになったのは」
五条「別にAになら殺されていいよ、そういや、あの腕も君の仕業？」
禅院「あぁ、いい手土産だったろ」
五条「まあAの左手をずっと欲しかったし、ありがたかったよ」
禅院「縛りはそれをしないと解除されない。呪いだ。わかるだろ？今ここでやるか？」
五条「やだよ、それAの体だし、傷つけたくない、もういいよAに代わって」
あ「ん」
五条「よかった」
あ「お話ついた？」
五条「まあ。彼から�犲�い�瓩世辰導両擇�もらえたから対処法がわかったよ」
あ「本当？」
五条「うん、明日にでもやってみよ」
ーーーーーーーーーーーーー
あ「こんな山でやるの？」
五条「まあね。誰にも被害が行かないようにね」
あ「わかった」
五条「じゃあ今から開門するから、Aはただ入ったらいい。少ししたら出すから」
あ「わかった」
と言って箱を出してくる悟くん
封印されんのか、あたし
いや、悟くんを信じよう
大丈夫。
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作者名：りり | 作成日時：2021年1月2日 5時
