四十話 ページ45
第３種目の前にお昼休みとなった。
彼は轟くんに呼ばれ先に行っててと会場の裏手へ。
「モノ……じゃなくて、しろちゃん」
後ろを振り返ればアスナたちが手招きする。
観客席の会場が良く見える、特等席。
「さっきの良かったな」
「お疲れ様です」
キリトとシリカが駆け寄ってきた。
「ほらほら、アスナ特性サンドイッチ。食べなきゃ損だよ」
「こら、リズ」
リズに渡されたサンドイッチは空腹をそそる美味しさを漂わせていた。
『いただきます』
あまりの美味しさに早くもぺろりとサンドイッチを完食。
「早い、流石モノっ……じゃなかった。しろだな」
あまりにもわざとらしく、エギルが間違える。
『もういいよ、モノクロで』
おかわりと手を差し伸ばすと次に渡されたのはホットドッグ。
《しろさん、ママの作ったお昼ご飯は美味しいですか？》
どこから映し出されたのか、3D映像で出てきたゆいがフワフワと皆の周りを飛ぶ。
『美味しい』
と、呟きながら出久のことを考える。
彼、置いてきちゃったな。大丈夫かな？
「そう言えば、彼氏さんは？」
ニヤニヤしながらリズが聞いてきた。
もう情報がまわってるのか。早い。
『呼ばれたの。だから別行動』
いつの間にか四つ目を食べ終え、もう一つと手を出す私。
「よく食べるな、さすがの俺も驚いた」
『個性使うと体力使う。お腹減るの』
もぐもぐと口で頬張りながら会場を見渡す。
彼女も来ているのだろうか。
食べ終わると紅茶タイム。
水筒に入ったアスナ特性の紅茶が継がれ、シリカが作ったクッキーが配られる。
「そう言えば、モノクロ。ダイブするってしなかっただろ」
あ、あの時か。
『寝てた』
「おい」
紅茶を完食するとクッキーを持って立ち上がる。
『そろそろ戻る』
「おう、行ってこい」
「行ってらっしゃい」
手を振ってその場を去る。
席には既に出久が戻っていた。
しかし、女子がいないのはどうしてか。
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朱里(プロフ) - まほちんさん» き、気づかなかった……全部直します！ありがとうございます！ (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
まほちん - 雄英高校が、ほとんど英雄高校になってます、、、！ (2018年3月23日 23時) (レス) id: 05f0b2f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 名無し42823号さん» お、お恥ずかしい笑笑ありがとうございます！ (2017年12月3日 17時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し42823号(プロフ) - 18話のクラインがクラウンになってますよ！お話面白いです！ (2017年12月2日 12時) (レス) id: 2281aa880b (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - よぼよぼ婆ちゃんさん» ご丁寧にありがとうございます！画像、貼り付けてみます！ (2017年10月19日 7時) (レス) id: 5e4d9538d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2017年9月17日 19時
