命にかえても2【東京リベンジャーズ】【男主】

未来7 ページ32

一｢オレもアイツを変えちまった一人･･･。とにかく今のマイキーは本当にやべぇ奴だ。会って話したい、アイツらと離れなきゃダメだって。｣

タ｢アイツら？｣

一｢稀咲の暴力、黒龍の金、この二つをなんとかしねぇとマイキーが正気に戻ることはねぇ。協力してくれタケミチ。今度は俺がマイキーを･･･佐野万次郎を救いたい。｣

ドクン、

一｢マイキーの左腕である元黒龍組、アイツらはオレと深い因縁がある。｣

タ｢因縁？｣

一｢元黒龍組の原型は十一代目黒龍、東卍結成前オレが揉めていた暴走族だ。強請り、脅し、殺人、金のためならなんでもアリの連中だ。こいつらの生み出す莫大の金がマイキーを狂わしている一つだ。オレのツテで奴らの隠し口座を突き止めた。金の流れを断ち決着をつけるつもりだ。そして右腕である稀咲と決着をつけようとしていたのは、千冬だった。｣

ドクン、

一｢千冬が殺されたのは稀咲を追い詰めていたからだ。｣

タ｢え!?どうやって･･･あの稀咲を追い詰めたんですか？｣

一｢ある日、稀咲に殺された女の弟と名乗る刑事がオレらに接触してきた。｣

ナオトだ!!!

タ｢え!?千冬と･･･その刑事は繋がってたんですか？｣

一｢ああ、橘ヒナタ殺害事件は稀咲の命令だ。あの事件、覚えているだろ？東卍の構成員の千堂敦が車ごと橘ヒナタの乗った車に突っ込んでま大炎上、2人とも死んだあの事件。｣

この目に焼き付いてるさ。

一｢稀咲にはアリバイがあった。あの日稀咲はオマエら幹部と集会をしていた。｣

え？オレらと集会!?

って事はこの世界でオレはヒナとアッくんが死んだ時その場にいなかったのか!?

一｢だが千冬は証拠を掴んでいた。｣

タ｢･･･｣

一｢稀咲が命令を下したという証拠をな！千冬たちは本当にあと一歩の所まで稀咲を追い詰めた。あと一歩の所で逃したのは千冬の所為だった。｣

タ｢!?｣

一｢アイツが何故か最後の最後で証拠を隠したからだ。｣

タ｢え？｣

一｢降りろタケミっち。その路地裏に会わせたい奴がいる。｣

タ｢オレに？｣

･･･会わせたい奴、誰だ？

タ｢ナオト!!｣

･･･やっと会えた!!

ナ｢待ってましたよ、タケミチ君。｣

ガシャッ

タ｢え？｣

ナ｢花垣武道、午前7時38分逮捕します!!!すいません、羽宮君。｣

一｢･･･テメェ、｣

タ｢逮捕･･･？｣

ナ｢残念です、タケミチ君。｣

タ｢ナオト･･･なんで･･･？｣

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