命にかえても2【東京リベンジャーズ】【男主】

未来3 ページ28

九｢バカか？誰もウタってねぇならなんで同じ日に数箇所同時にガサが入るんだよ!?｣

パ｢だからよぉー誰がバカだっつってんだよ!?｣

乾｢ココに喧嘩売ってんならオレが買うぞコラ。｣

ペ｢んだコラやんのか？｣

？｢楽しそうだな。｣

タ｢ん？｣

｢｢｢お疲れ様です!!!｣｣｣

稀咲!!!

稀｢そんな畏まるなよみんな！｣

･･･え？これが稀咲？

なんか別人みたいに見えるんですけど、

半｢幹部会に顔出すなんて珍しいですね、稀咲さん。｣

稀｢ちょっと野暮用でな｣

タ｢え？｣

稀｢タケミチ、千冬。ちょっと時間をくれないか？｣

タ｢あ、はい･･･｣

稀｢いいトコだろ？最近作った店なんだ。｣

タ｢へーすげぇー。｣

稀｢まぁ座れよ。｣

タ｢あ･･･はい！｣

稀｢時間作ってもらって悪りぃな。オマエも座れよ千冬！｣

千｢･･･いえ、自分はそういう身分じゃないんで。｣

稀｢ハハ、相変わらず固ぇな。｣

稀咲鉄太。

現・東京卍會最重要人物の一人にして、総長代理。

警察が総力を挙げて捜索しても尻尾さえ掴めない男。

こいつが本当にあの稀咲鉄太なのか？

稀｢オレらも随分長い付き合いになったよな。｣

タ｢え･･･はぁ･･･。｣

稀｢東卍に入って12年･･･、今でもあの時の仲間たちでこうやってつるんでられるなんて思ってもみなかった。｣

タ｢･･･｣

稀｢意外なこと言ってるか？｣

タ｢あ･･･｣

稀｢タケミチ･･･千冬･･･、オレの事どう思ってる？｣

タ千｢｢え？｣｣

稀｢恨んでるだろ？ちょうど12年前のこれぐらいの季節だったかな･･･場地とAが死んだのは･･･。｣

えっ!?場地君とA君が死んだ!?

稀｢あれは全部オレのせいだ。｣

タ千｢｢！！｣｣

稀｢･･･血のハロウィンのあと、オレはアイツらを殺した。｣

タ｢･･･｣

嘘だ。オレはあの時場地君とA君を救ったはずだ！2人とも死ななかった！

なのにどうして、しかもなんでわざわざ今自分から？

稀｢半間を使い羽宮一虎を丸め込み、芭流覇羅という組織を作った。そして東卍に芭流覇羅をぶつけた。だが、血のハロウィンで失敗した。Aが場地を庇ったのは予想外だった。だから、血のハロウィンの後に殺そうと思った。｣

千｢･･･なんの為にそんな事を？｣

稀｢･･･力が欲しかったんだ、賞賛される功績が欲しかった。オレがこの抗争を収めれば大半がオレにひれ伏す。だが、失敗してどうにかしてあの二人を殺さなきゃ行けないと思った。｣

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