命にかえても2【東京リベンジャーズ】【男主】

東卍の特服 1 ページ22

あれからしばらく経ったある日、三ツ谷に学校の家庭科室に来るようにメールが届いた。

オレは素直に三ツ谷の学校の家庭科室に向かった。

ガラガラ

『失礼します。』

そこには三ツ谷と家庭科部の生徒たちがいた。

安田さん｢あっ！風神先輩来てくださったんですね！部長はあそこですよ！｣

『安田さんいつもありがとう。』

俺はそのまま三ツ谷が作業しているところに行った。

三｢よぉ、やっと来たか。｣

『遅くて悪かったな。そんでオレをここに呼び出して何がしてーの？』

三｢オマエの特服を直してんだよ。あの時の抗争で色んなところがほころびてたからな。｣

『あぁ、そっか。ありがとな。』

三｢そういやこの後タケミっち来るからな。｣

『はぁ？なんで？』

三｢あいつの特服オレが仕立ててるんだよ。｣

『へぇー。なるほどねー。ペーがタケミっち連れてくるのか？』

三｢あぁ。多分もうすぐ来ると思うぜ。｣

『了解〜。』

そしてドアが開く音がした。

ガラガラ

それは安田さんが開けた音だった。

安｢ちょっと林くん!!｣

ペ｢うっ｣

安｢また部長をたぶらかしに来たの!?部長、今風神先輩と話してて忙しいから帰って!!｣

ペ｢いやっ、オレは･･･｣

安｢だいたい何その格好!!そんな服きてるから先生に目をつけられるんだよ!!｣

『賑やかだねぇー。』

三｢どうしたぁ？｣

安｢風神先輩、部長!!また林くんが！｣

タ｢えっ!?三ツ谷君!!それにA君まで、｣

三｢おータケミっち。｣

『よっタケミチ〜。』

三｢そう怒んなって安田さん、オレがペーやんにおつかい頼んだんだから、｣

安｢私、部長と風神先輩以外の不良嫌いです！｣

タ｢部長って･･･三ツ谷君？｣

三｢おう、入れよ。｣

そうしてオレたちは中に入った。

『タケミチ、ビビっただろ？』

タ｢正直びっくりしました。三ツ谷君が手芸部の部長だなんて。｣

『あいつ結構手先器用でさ、裁縫めちゃ得意なんだぜ？』

タ｢すげぇー！｣

三｢ちょっと待ってろよタケミっち。すぐできっから。｣

タ｢すぐできるって･･･何か作ってるんすかね？｣

ペ｢特攻服だよ。｣

タ｢え？｣

ペ｢喜べよ、オマエの特服三ツ谷直々に仕立ててくれてんだぞ。｣

タ｢･･･三ツ谷君がオレの？｣

『そうそう。俺のもついでに直してもらっててさ。』

タ｢そうなんスね。｣

ペ｢初期メンバー以来だよな？三ツ谷、｣

三｢俺らにとっての一番の晴れ着は特攻服だろ！オレなりの感謝の気持ちだよタケミっち。｣

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