86. 必ず助ける ページ39
切「おーい、皆どうかしたのか？」
共同スペースに、皆がだんだん集まってきた。
ハッとして飯田が時計を見ると、夕食の時間が迫っているところだった。
飯「まずいぞ……このままだと水無月君が夕食を食べられなくなってしまう」
芦「夕食以前に、Gと密室なんて地獄が可哀想だよ！」
瀬「Gと密室ってなんだよ!?」
瀬呂の一声により、結局全員に今までの全容を話すことになってしまった。
砂「ゴキブリが部屋に!?」
切「まさか本物が紛れこんじまったとは……」
葉「1匹しか入れてないと思ったのに……」
轟「水無月は？」
皆が水無月を心配する中、轟の問いで芦戸の携帯を持ってる麗日たちに視線が集まる。
麗「今、話しながら少しでも気を紛らわせようとしてるんやけど……」
八「パニックになってますわ。このままだと、トラウマになる可能性が……」
芦戸の携帯からは、悲鳴にも似た怯えた声が時々聞こえてくる。
轟は、女子から芦戸の携帯を借りると口を開いた。
轟「水無月……」
貴『その声……轟君？』
震える声に、轟は「ああ」と頷いた。
貴『轟君、助けて！怖いの！ずっとカサカサいってて、床の上をGが……！』
轟「落ち着け、水無月。1匹はおもちゃみたいだ」
貴『おもちゃじゃないよ！動いてるもん！』
皆は「え？」と思って上鳴の方を向く。
上「動くおもちゃだよ。腹の部分にスイッチがついてる」
轟「聞いてたか、水無月？おもちゃも動くらしい」
冷静に轟が上鳴の説明を復唱すると、携帯越しに『ひぇぇ！』という悲鳴が聞こえた。
貴『お、おもちゃでも、怖いの！！』
どうやら、おもちゃでもなんでも、ゴキブリはダメらしかった。
普通の女子なら当たり前かもしれないが。
貴『水かけても、ダメだったの。ねえ、轟君助けて！もうここ嫌だよ……』
轟「水無月、大丈夫だ。落ち着け。今皆で案を考えてる。必ず助け出すから」
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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