66. 意外にもベタ惚れ ページ19
轟「何もあそこまですることないんじゃないか？」
上「俺に言うな、俺に。耳郎の策なんだからさ」
顔を顰めた轟に、上鳴は慌てて顔の前で手を振った。
切「それより轟さー、具合どうよ？」
切島が聞くと、轟はハッとして自分の体を見た。
いつの間にか顔の熱も引いて、落ち着いている。
轟「なんとも……ねえ……」
なんだったんだ……と呟く轟に、切島と上鳴は顔を見合わせた。
上「つまりさ、水無月の前だとそうなるってわけだろ？」
轟「……いや」
轟は少し考えてから否定した。
「え」と2人は目を丸くする。
轟「水無月のことを考えてるだけでも……」
切「ベタ惚れじゃねーか！」
今度は頭を押さえる轟に、切島が鋭いツッコミを入れた。
轟「ベタ惚れ……？」
上「そう！つまりそれは……恋だ！！」
ビシッと上鳴は轟に指さした。
これが……と轟は自分の手を見つめる。
切「轟、お前は病気じゃねえよ。水無月のことを考えたり会ったりするとなるってことは、水無月に恋してるってことだ」
轟「じゃあ、顔が熱くなるのも、胸が苦しくなるのも恋だったってことか？」
「そう！」と2人は轟に頷いた。
それと同時に、轟がようやく恋を知ったことに喜びをかみしめたのだった。
上「さてさて、轟。水無月が好きなことを自覚したわけだけど」
切「仮カップルから、本当のカップルになりたいと思わねえか？」
ニヤニヤしながら聞く2人に、轟は「うーん」と首を傾げた。
轟「別に、今のままでもいいんじゃねえか？」
上「バッカ！仮のまんまじゃ、そのうちカップル解消になっちまうぞ！」
解消、という言葉に、轟がハッとした。
轟「それは……嫌だ」
上「だろ!?だからさ、落とそうぜ、水無月を！」
轟「落とす？……どこにだ？」
轟の天然発言に、上鳴はズッコケて顔面を地面にぶつけるところだった。
ここから、轟のAを落とそう大作戦が始まるのであった。
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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