65. 至難の業 ページ18
上「轟、お前まさか……」
上鳴は、1人で納得しながらニヤニヤしてる。
八「上鳴さん、ニヤニヤしている場合ではありませんわ！」
耳「いや、ヤオモモ待って。これ、もしかして……」
上鳴を怒ろうとした八百万を止めた耳郎も、上鳴の意図に気づいた。
切「なるほどな、そういうことか」
八「あ……そっちでしたのね」
遅れて、切島と八百万もようやく気づく。
上「そのまさかだな。水無月、ヤオモモと耳郎と先に教室行ってくれ。轟は、俺ら男子に任せろ」
得意げな顔をした上鳴の発言に、他の3人もその意図を読み取り、八百万と耳郎がAの腕を引く。
貴「で、でも……」
何も知らないAは、轟が心配なのかそこから離れようとしない。
それもそうだ。
2人は今仮カップルという立場。
轟は、Aが熱で倒れた時、自分に出来ることを一生懸命やってくれたのだ。
轟の体調が悪いなら、今度は自分が轟を助けなくてはならないと、Aは思っていた。
貴「轟君を運ぶなら、私も一緒にいる！出来ることは、あまりないかもしれないけど」
Aの個性は水。
水は熱に弱いため、氷を操る轟と違ってAは出来ることがない。
しかし、それでもAは、自分を助けてくれた轟に何もしないでいるわけにはいかなかった。
耳「大丈夫だよ、A」
八「ええ。それに、保健室に行かなくても済むと思いますわ」
貴「そんなことないよ！だって轟君、胸が苦しいって言ってたんだよ！」
Aを宥める2人だが、Aは轟が病気だと思い込んでいる。
それを説得するのは至難の業だ。
耳「しょうがないな……上鳴」
上「ええ！そりゃねぇだろ、流石に」
耳郎が何をやろうとしたのか分かった上鳴は、慌てて反対する。
耳「加減すれば大丈夫だって」
上「……わかったよ」
上鳴はAの方に来ると、個性を発動させてビリッとAに静電気ほどの電気を流した。
Aの体が一瞬ビクッと震え、すぐにガクッと体から力が抜けた。
轟「水無月！」
足から崩れるAを轟は心配するが、すぐに八百万と耳郎が抱きとめた。
八「大丈夫ですわ、轟さん。軽い電気ショックですので」
耳「Aはウチらがちゃんと教室に連れていくからさ」
Aを連れていく2人を、轟はただ見ていることしか出来なかった。
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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