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病院に着いた
きっと夜中に何の連絡もないから、特に変わったことはないと思うが
父のことが心配だ。
教えて貰っていた病室の前に着くと
「あははははは」
笑う声が聞こえた。
父の病室からだ
ガラッ
『お父さんっ!?』
勢いよく病室の扉を開けると
父「おぉ〜A。帰って来とったか、わははははは!」
父が目を覚ましていた。
『お父さん…目が覚めたの?』
父「もうすっかり元気よ!母さんもAも心配しすぎやて笑」
よかった…
母「脳震盪おこしとったみたいで、少し目覚めるのに時間がかかっちゃったみたい。」
『そっか…あぁ…よかった…』
不安が安堵へ変わった
無事で本当に良かった…
父「それより仕事…大丈夫だったんか?」
『仕事のことなら気にしないで…少し休養させてもらうってことで、おやすみ取ってるから…それより本当にお父さんが無事でよかった…』
父「心配かけてまったな…。母さんにも…心配かけた…」
母「いいのよ…あんたが無事でいてくれてたら…」
母も安心したように涙を流していた
父「それにしても…久しぶりだな…。何年ぶりだ?」
『高校卒業してからだから…10年とか…かな…?』
母「あぁ…そうね…電話ではやり取りしとったけど、あんたが上京してから帰ってくるのは初めてやね…。あんたちゃんと食べとるの?」
『食べとるよ笑』
母「なーに。こんな細い体になっちゃって…。」
心配そうに私を見る母。
『仕事が忙しくて、なかなか…笑』
母「忙しくても…無理だけはしたらかんからね?」
『わかってるよ。』
父「まあまぁ母さん、Aも分かっとるでそこまでにしてやりん笑 もう父さんのことは大丈夫だで、気晴らしにどっか行ったらどうだ?」
母「そうだね…帰ってきたばかりだし、とりあえず家に荷物おいていきん。」
『あ、そうだね…』
とりあえず父の病室を後にして
母の運転で実家に帰ることにした。
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Lucy-ruu(プロフ) - とっても引き込まれます。なんだか読んでてこっちももどかしい気持ちになるし、ドキドキします。更新楽しみにしています(^^) (2022年7月29日 18時) (レス) @page36 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続き気になりすぎます (2022年6月27日 4時) (レス) @page31 id: 785d131afe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ただの猫好き x他1人 | 作成日時:2022年5月8日 3時