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『わー…もう外暗くなっちゃいましたね。』
た「あー。ほんとだ。笑」

あの後、たいきさんとたくさん喋って
初対面だけど、ほんとに初対面なんか?ってくらい
仲良くなった気がする。

たいきさんとは地元が一緒だということがわかった
たいきさんは、岡崎に今でも住んでて
そこでYouTuberをしているそうだ…。
今日、明日、明後日と撮影の為に東京に来ているらしい。

なんかどっかの人達みたいだけど…
知ってるかな?
と、思って話題には出さなかった。

知ってたとしても…だから?って思われるだろうし。

しかし、すごいなぁ…。
岡崎市スターばっかやん。

いつの間にそんなにすごいところになったのー笑

って思ってなんだか誇らしくなった。

また帰りたくなったなぁ…。

みんなに…会いたいな…。

た「…どうかしました?」
『あ、いえ…。そろそろ帰らなきゃなぁって笑』

いかんいかん
おセンチになっちゃったや。

た「暗くなっちゃいましたもんね…。僕、よろしければ近場まで送りますか?」
『え?いやいや!大丈夫ですよ!ほんとにすぐそこなんで!』

そんな送ってもらうなんて…!
そこまでお世話になるわけにはっ…!


た「いや、すぐそこでも危ないし。」
『でも…』


た「僕が…もう少し…一緒にいたくて…。」

『え?』

た「嫌ですか?」

そんなこと…言われたら…

『嫌じゃ…ないです…けど。申し訳なくて。』

ドキドキしちゃうじゃんか!
ドキドキするのを抑えながらそう言うと

た「女の子ひとりで帰らせる訳にはいきませんからね。」

そんな気は無いんだろうけどね…
期待しちゃうじゃん…

盛大な勘違いなのは分かるけど

なんだろう…失恋中だからかな…
そういう勘違いの中でふらつきたくもなるのかもしれない。

まぁ、たいきさんが私を好きになるなんて
ないし、これもただ単にたいきさんが優しいからってわかってるし…

傷つくのが怖くて…変に期待するのはやめたんだよ。

なんて考えていたら。

た「Aさん?どうしました…やっぱり…嫌でした?」
心配そうに私を見るたいきさん。

『あ、いや!すみません…ちょっと考え事を…行きましょうか!』

そう言って私たちはお店を出た。

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Lucy-ruu(プロフ) - とっても引き込まれます。なんだか読んでてこっちももどかしい気持ちになるし、ドキドキします。更新楽しみにしています(^^) (2022年7月29日 18時) (レス) @page36 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続き気になりすぎます (2022年6月27日 4時) (レス) @page31 id: 785d131afe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ただの猫好き x他1人 | 作成日時:2022年5月8日 3時

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