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さすがに飲みすぎたなぁ…

しっかり歩けているようで傍から見たらフラフラしながら歩いていたと思う。

こんなにフラフラしてても何故かまだお酒が足りないと思ってしまった。
やばい…私ってもしかしてアル中なのかもしれんわ…

まぁ…今日くらいいいよねぇ…

気づけばコンビニでお酒を買っていた…

いやぁこわいこわい笑
あんだけ飲んだのに、おうちで二次会しようとしてる。

それだけに今回のことはショックだったんだろうなぁ…。

いやぁだってさ…小さい頃からとしみつ一筋でやってきたわけですよ。
何年も思い続けて、ずっと彼氏とか作ってこなかったし…。

無駄に期待させてくるくせに、私の事なんか好きじゃないんだもん…。
振り向いてくれないんだもん…

今更、新しい恋なんて…私に出来るのかな…?

もう、三十路のおばさんなのに…

また涙が溢れてきて、目の前が見えなくなりながらも歩いた。

それから、やっとの思いで着いたお家。

お家に入ったら、まず顔洗ってスッキリさせてから
二次会しよ…。
なんて考えてたら

私の隣の部屋の前に立っている女の人がいた。

新しい人かなぁ?しばらく隣人はいなかったはずだけど…

なんて、自分の部屋の鍵を開けようとした時。

「おまたせ!ごめん遅くなって!」

聞き覚えのある声…
私の心臓が一気に跳ね上がる。

この声は…
紛れもない

「もう、遅いよ!としくん!」

としみつだった…。

どうしてここに…
思わず鍵を開ける手を止めてしまった。

すると、女の人が声をかけてきた

「あの…お隣さんですよね…?昨日彼がこちらに越してきたので、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」

そういう彼女に

私は顔を向けることが出来なくて

『こちらこそ…よろしく…お願いします…』

そう言って、そそくさと鍵を開けて家に入った。


どうして…なんで…。


忘れようとしたのに…としみつなんか忘れてしまいたいのに。


なんで、いつもそういう時に現れるの?

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Lucy-ruu(プロフ) - とっても引き込まれます。なんだか読んでてこっちももどかしい気持ちになるし、ドキドキします。更新楽しみにしています(^^) (2022年7月29日 18時) (レス) @page36 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続き気になりすぎます (2022年6月27日 4時) (レス) @page31 id: 785d131afe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ただの猫好き x他1人 | 作成日時:2022年5月8日 3時

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