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…なんで…。

…と思っても、彼もここが地元だ。
なんでと思うのはおかしいのだが


まさかここで遭遇するとは、誰も思わんだろう…


り「え?めっちゃ久しぶりじゃん笑 」

『あぁ…お久ぶり…です。』

り「なんで敬語になってんの?笑」

『な、なんか…敬語の方がいいかなって…笑』

り「なんでぇ?笑」

なんて笑いながら言うりょうくん

この笑顔変わらないなぁ…

相変わらずかっこいいし…なんかまた背伸びた気がする。


り「てか、東京におるんじゃなかったけ?」

『あー…うん。東京で働いてるんだけど…お父さんが事故にあっちゃって…急いで帰ってきた。』

り「え!?大丈夫なの?それ」

『うん。何とか目が覚めたし、先生もとりあえず検査とかも問題ないって言ってるから。足は折っちゃったけど、何とか…元気になったよ!』

り「よかった…。でも大変だったね…昨日帰ってきたの?」

「そう!仕事終わりでご飯中途半端にしてこっち来た…笑」

り「だよね。そりゃあ心配でご飯どころじゃないよな…」

『まじで…お父さんになんかあったらどうしようって不安だったよ…』

り「でもほんとに何も無くてよかったね…。足は骨折しちゃったみたいだけど。あぁ…そっかぁ…いやぁでも…まじで…Aに会うの久しぶりすぎる。え?何年ぶり?」

『あー。高校卒業して以来だから10年ぶりかな?』

り「そっか…10年か…そんなに経ったんだね。」

『そうだね…』

り「A、東京に行っちゃうんだもん。なかなか会えんかったわ。俺とてつやが誘っても返信こんしさ…」

『ご、ごめんね…無視するつもりじゃなかったんだけども…』

有名人だし、きっと私の事なんて忘れてるだろうから
連絡先は持っておかない方がいいと思って消しちゃったなんて言えない。
今でもなんであんな事しちゃったのかわかんないけど

きっと若気の至りだ。ということにしておこう。


り「まぁ…いいや。こうやってまた会えたし、大目に見るよ笑
番号変わってる?」

『あ…う、うん…』


り「俺の電話番号これだからかけて?」

スマホを取りだし、りょうくんに電話をかける

り「あ、きたきた…これね。登録しておくから、Aも登録しておいてね。」

『うん…』

り「じゃあ、そろそろ俺仕事に戻るわ…じゃあ…またね」

『うん…またね…』



またね…ってことは

また会えるってことか…



あぁ…こんなん帰りたく無くなっちゃうじゃないかぁ…。

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Lucy-ruu(プロフ) - とっても引き込まれます。なんだか読んでてこっちももどかしい気持ちになるし、ドキドキします。更新楽しみにしています(^^) (2022年7月29日 18時) (レス) @page36 id: fa68ae75cb (このIDを非表示/違反報告)
まる - 続き気になりすぎます (2022年6月27日 4時) (レス) @page31 id: 785d131afe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ただの猫好き x他1人 | 作成日時:2022年5月8日 3時

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