家に帰ろうと思ったら拉致されました 続【オリジナル】

76話 ページ36

ロンガ視点)


急に剣を振り出した少女


確かAとか言ったか


ずっと不思議だった


何故ここにいるのかと


俺は問うたことがあった


彼女「わからない」


そう言った


彼女の周りはいつも和やかで


どこか安心感のあるようで


……だけど違った


貴『…ｻﾞｼｬｯ』


無言で剣を振るう


次郎が傍に寄った時


何も感じず ”殺そうとした”


ゾンビたちと同じように、だ


敵である彼女たちが現れてから変だ


何かに怯えながらもうまく隠していた少女は


明らかに怯え


顔を歪ませた


戦いなんて慣れてしまった俺は


…少女に何を言えばいい？


ジロ「…主」


契約も済んでない


おまけに契約も難しいといわれる


サーヴァントウルフをも手なずけた彼女が、だ


ゾンビ「ｶﾞｧｧｧｨｧｧｧｧ」


ロンガ「…消えろ」


俺は剣を振るう


一体でも多く殺れるように


…彼女のもとに行かないように


ジロ「…」


……大丈夫か？


ウルフに駆け寄り呟く


ロンガ「何も見えてない彼女には今

何をしても無駄だ


それより彼女に一体でも近づけないように


俺達が倒す。それが今の最善だ」


早口で一気に喋る


ジロ「…」


ウルフは何も言わずゾンビ立ちに向かっていった


…素直じゃないな




.





俺も剣を振るう


彼女の負担を一つでも



_＿＿＿＿＿＿

更新出来ずすみません！！！！

77話→←77話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す