家に帰ろうと思ったら拉致されました 続【オリジナル】

71話 ページ29

？！？！？！？！


大きな音とともに


何となく鼻に残る火薬の匂い


貴『え？何？？？』


私達は何が起こった分からずうろたえてい…


いや、私だけだな


ダイゴ、秋人、ジロちゃんは戦闘体制に


リセトさんは私の元にそっと寄る


戦闘は得意じゃないと言っていたが


どうやら人並みではあるらしい


どこから取り出したのやら


片手に弓を


もう片方の方には矢が入った筒が


ジロ「…主、心構えを」


殺気立てたジロちゃんが私を見ていう


……思ったよりやばい状態らしい


貴『…うん。』


私も今愛用している剣を取り出す


リセトさんが訓練前に作ってくれたものだ


……こんなに早く使うことになるとは


静かに構え 何か起こるのを待つ


ｷｬｰ



？！？！？！


どこからか声が聞こえる


……女の人？？


リセト「…まさか。」


私はリセトさんの顔が


一瞬曇ったのを見逃さなかった








じっと待っていると


ｼｭｯﾝ


ミア「…こっちは無事？？！！」


私達の目の前に現れたのは


他でもないミアさんだ


一度見たことのある


ミアさんの戦闘服


黒色セーラ型で白のスカートの衣装を身にまとい


自分の身長を超える長い剣をもち


私達のもとに現れた


その表情から切羽詰まっていることがわかる


……想定外のことだったのか


貴『(敵の奇襲を予想するのは無理だけど)』



それでも私のことを見るなりホッとした表情を見せ


すぐさま秋人たちに向き直る


ミア「…爆発は訓練場


被害者二人。軽傷よ


敵は二人 まだ特徴は分からないけどここにはいる。


私達ＡからGまでの今いる戦闘員はそれぞれ


本部 準本部 総本部に分かれ戦闘体制


二人づつぐらいでいいわ


敵の目的が分からないけど、この感じだと彼女。


貴方達二人ともうすぐロンガさんが来るから


それぞれで彼女を守って


……死んでもよ。」


いいわね。


と低い声を響かせ


秋人たちに指示を下す


……私を守れ。死んでも


私は何がなんでも迷惑はかけまいと心に誓い


ギュッと剣を握る


……もう。守られてばかりは嫌だから



自分の身ぐらい自分で



そう思っていると



ロンガ「…。」


ｽﾀﾘとロンガさんがかけてくる


ミア「…すみません。お願いします」


ロンガ「…了解した。」


そういうなり私の横に立つ


私はジロちゃんとロンガさんに挟まれた状態だ




…私はお姫様でもなんでもないんだけど


じっとじっと私への指示を待った

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