家に帰ろうと思ったら拉致されました 続【オリジナル】

64話 ページ18

笑顔をみせよろしくと言ったミアさん


秋人や玲奈は相変わらずだったが


ダイゴだけは妙に嬉しそうだった


私は部屋へ戻され


明日からは別メニューをするらしい



ダイゴが担当するということなので


つまり……まぁ、そういうことだ


ミアさんの表情は険しいままだったが


何か報告することがあるらしいと言って


足早に部屋から出て言った


部屋に戻った私は


黙々と食事を作り


黙々と食べ


よほど疲れていたのか


布団に入った途端


私は死んだように寝てしまっていた






……









ロンガさんとは一言も話さなかった。



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ｼﾞｬﾘ


貴『…？』


ジロ「主。


朝じゃ。そろそろ起きようぞ」



なるほど、この感触はジロちゃんか


これからの朝はこれに起こされるのか…


とムクリと起き上がり


顔を洗い


支度をして


指定されていた服を着て


これまた指定されていた場所に


ロンガさんとジロちゃんと向かった


あ、もちろん朝ごはんを食べたあとで




ｺﾝｺﾝ


貴『失礼します』


ｷﾞｨｰ


今日指定された場所は昨日の場所とは違い


機械が沢山あるところだった


機械がたくさんあると言っても倉庫ではなく


長机がズラリと並びその前に


人人人


沢山の人がなにかしているといった


何とも奇妙な場所だった


人の多さだけで見てもその光景は圧巻だ


私はその光景を見にして少々立ちすくんでいたが


ミアさんの声で引き戻された


ミア「おはよう！！Aちゃん！


今日はお疲れ様。私は報告も済んだし


もうすぐダルも帰ってくるみたいだから


今日は一緒に行動するわね。


初めに今日することなんだけど…」



ミアさんから今日の説明が入る


午前中は力の大まかな使い方


そしてこの能力には体力がいるらしいので


午後は体力づくり


とまぁ、このようスケジュールが


１週間ぐらい続くらしい


担当は基本ダイゴであとは優秀な助手が付くらしい


その人はあとから来るらしいのだが


優しい人だったら良いなぁと考えていた


そして


ロンガさんは何やら討伐の仕事をするらしい


初めての別行動


少々不安はあるが、元は赤の他人


ロンガさんも気にしておらず


ゴキゴキと肩や腕を鳴らしている


こちらを振り向くなりふっと笑い


いつの間にか来た秋人とともに行ってしまった



…さぁ。



私もやらなくては

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