家に帰ろうと思ったら拉致されました【オリジナル】

45話 ページ45

ｷﾞｨｨｨｨ

目の前に広がる大きな岩の扉を押して開ける



…ものすごくうるさい


大きく耳障りな音をたてゆっくりと開いていく


そこから光が…


光が漏れてくる


貴『うっ』

眩しい


そこには…


━━━━━━━━


ミア「…もう大丈夫。目を開けて？」


パッと目を開ける


そこには…


貴『…え


”ジャングル”？？？？』


そうそこには、大きな森が広がっていた


私達の現代では想像出来ないほど高い高い木々

とても入り組んでいるように見え


少し先には川？


ｷﾞｬｰ ｷﾞｬｰ


動物の声だろうか


とても大きな 恐ろしささえ感じる声が地面から聞こえる


振動も凄まじく、気を抜いたら腰が抜けそうだ


ｼｭｯ


何かが飛んできたと思ったら人のようだ


ダ「…おぉ、来たか


久しぶりじゃな。A」


そこにはよく見慣れた人達

…そして私の恐怖の対象だ

すっとロンガさんの後ろに隠れる

ロンガ「…？どうした。」


不思議そうに見つめてくるロンガさん


だが、この人達はまだ信用するには少し…無理だ


ダ「…そうか。


おはようございます！ミア様。


秋人共々お待ちしておりました」ﾍﾟｺ


深々とダイゴがお辞儀する


やっぱりミアさんはすごい人らしい


ミア「あぁ、おはよう。


それにしても、中々の嫌われっぷりだね」


微笑みかけるが、目が笑ってない


ダ「はっ。すみません！！」


ミア「秋人はどうした」


そういえば見当たらない


……私は一番嫌いだから別にいいのだけど


ダ「あぁ、アイツならもう戻ってくるかと」


ｼｭｯ

秋「遅くなりまして申し訳ありません。

只今、準備が全て整いました」


少し汗ばっている


ミア「…そうか。ご苦労


じゃあ、早速」

こちらをくるっと向く


ミア「…Aちゃん。


ここのコース全部まわってみよっか！！」








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